Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’98’94’86

本日のお昼間もジムに。その後は、少しだけ久々に自宅地下のワインセラーの整理も。幾らかのボトルを 店舗に移動することにより 大分すっきりとは してきておりますが まだまだ有りますよ。こんな希少な銘柄も?のものもあるので この機会にしっかりと整理もしていきたく。涼しい季節が、やりどきでもありますので。
で 昨夜のボルドーブルゴーニュに 貴腐ワイン
・Nuits Saint Georges 1er’98 Michel Gros
・Chateau d’Yquem’94 Lur Saluce
・Chateau Dauzac’86 Margaux

ご連絡の確認が出来ておらず 21:00頃のご予定が18:00過ぎに。驚きながらも これはこれで有りがたい限りで。しかも、ご提案のパンのお土産もいただけ 検討をさせていただく次第でも。勿論、美味しいパンでしたが 中々パンも毎日のことでもあるので難しいな。また、使い勝手として フロマージュが引き立つ脇役でもあるので(僕の店舗の場合は)。
今回はドメーヌに、焦点を当てたセレクトを。グロ一族の お勉強をされてお越しのドクターは、毎回 新たな知識を得て。ベルナールの仕込む プルミエですが これでも既に17年の熟成か。やや、最も気になる段階のヴィンテージでもあります。明らかな熟成香が むんむん!とはいかない段階の’90年代の後半。ですが、’98ぐらいから 飲める段階になっているのも事実なので リストには含まれ初めております。個人的には果実の香りよりも アタックは鉛筆の芯やインクかな?まま、だからこそ ぐっと変化が現れるブルゴーニュでもあるのですが。
今夜はもうひとつのターゲットとしての貴腐ワインを。ならば、やはり最高峰はイケムになってしまうのですが そんな時にハーフの手持ちが 重宝するのが極甘口で。最も穏やかな段階の熟成の’94も また優雅に その味わいのバランスを。ここでも 頂ものでダヴィドフの2000番を。久々の 柔らかい味わいの紫煙に 最高のひと時を。
ちなみに本日はイケムのハーフの手持ちを自宅地下から店舗へと。今回は’01’99’94を持ち込んで これでリストの手持ちは’96’85’81になりました。合わせてレギュラーサイズでは、’84’73’54です。そして5,000mlでの’95はご愛嬌です。
岡山からのお坊さんは、やはりと言いますか 虎キチですので 監督の話題が盛り上がります。綺麗な頭が、3つに舞妓さんの組み合わせも この街では有りがちではありますが。グラン・クリュのドーザックの’86がセレクトされ こちらもデキャンタージュで ぐっと味わいが滑らかに。30年近い熟成ながらもボルドーは 開けたてのクローズな印象から 優雅に解かれるローブの印象が美しいもので。
久々にバランス良く呑み込んだかな?
Sommelier R.Imamura