Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

最終日は’73で

私的には13年間の間 お世話になりました。最終日となりました、ぶどうの蔵の営業ですが 思い返せば 本当に様々なワインを抜栓 経験させていただく 夢のような場所でした。
まま、愚痴らしき点は 縄手通りの界隈の 世知辛さは否めなかったのと 本当に色々なトラブルを経験させていただき これからの人生にも非常に大きな糧にも。
そして、何よりも貴重な存在の顧客の皆様との出会いに 意義ある13年間になりました。
改めまして 本当にありがとうございます。また、この場や 店舗に什器のハード面にも 感謝を心の中で。
で最終日の晩の これまた僕らしい?と言うとの’73は
・Veuve Clicquot Ponsardin Carte Or’73
・Chateau Canon’73 St Emilion

静かな晩の展開に しみじみと ではありましたが 中盤からのマダムは 最近の顧客ですので 何もご存じなく。そして、この晩も ある顧客の影響力の高さを痛感する瞬間でも。
SNSの書き込みを していただけていたのは解っておりました 半年ぶりの社長さんでしたが 彼の書き込みで 僕の移転を知る顧客の方々がおられたのは ある意味 なるほどで。
その流れで 同級生でもある 彼は 歴代のお連れの女性陣を思い出すように?
甘えまくる 流れでもありますが 彼とも’73は沢山ご一緒させていただいた。
そして、この店舗での〆も ’73を2本とは 中々の流れに。
シャンパーニュのご依頼は、直ぐに思い浮かぶこの 未亡人のゴールドのラベル。イエローではないところも 当たり前のようにですが。儚く 今宵の気分には最高の アモンティリャードに熟成する やはり個人的には酒類の中でも 最上のものがシャンパーニュの熟成で。
そして、サンテミリヨンのご依頼に 目に付いたのが カノンの。そして、これもまた’73の手持ちが有るのが 運命でもあるかと。まま、常識的には 個人のお店としては 非常に尋常ではないワインを大量に仕入れていた時期もあるので 手持ちがあるのは当たり前かもしれませんが こう言った瞬間に 直ぐに対応が可能なことは 実はそんなに簡単なことではないかと。そして、それが価値になり 価格にも多少の反映されるものですが そんな努力を考えたら 僕の価格設定は決して?かと 自分では思いますが。まま、勿論嘗ての価格からするとワインは高騰しておりますから・・・・・。
そんな小言でもありますが、最後の1本は これまた切なさ詰まる 極上のしなやかさ。優しさ沁みる味わいに 木を使われた同級生のムッシュに そしてこれまでのお世話になりました顧客の皆様に改めて。

そして しばしの休業をいただきますが、6月22日の 再会の晩までしばし お待ちください。めいっぱい 筋肉を増やして 皆様のお越しをお待ちしております!
ありがとうございました。

           ぶどうの蔵 店主 今村 竜輔