Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’02’98


本日のお昼間も、少しだけ 現状の店舗から引き揚げの雑品と 新たな店舗に使用予定のスピーカーの配線をお届けに。見ての通りですが、カウンターの板も取り外され 今は排水などの基礎工事を進めていただいている様子で。まだまだ、見えてこない段階でも有りますが 楽しみは膨らむ新たな展開で。
また、昨日は現店舗の細かい整理をする時間がありましたが やはり10年以上お世話になりますと色々ながらくたが・・・・。中々捨てられない症候群なのですが、思い切って ほかしたゴミ袋も多々で。まだまだ、出て行きますが この機会に 空きボトルも・・・・。
で昨夜の これまた有り難いご常連さんの
・Chateau Fontenil’98 Fronsac
・Tgaittinger Collection’02

ほとほと疲れてしまう 掃除を兼ねた行動ですが ひと段落ついた頃にお越しのムッシュは ラベル・コレクターをお預かりする方でも。パンパンに広がった この10年来のエチケットを拝見するにつけ 僕のカウンターでの流れも有りますが ご自身の2度の転職などもあられ ワインひとつを取っても人生が紡がれます。大層な話に聞こえるかもしれませんが 素晴らしきヴィンテージワインのラベルの数々に 今はもう難しいだろう?そんな銘柄が多々・・・・。
’98の右岸は印象が良く、まだまだ若さすらなのですが フロンサックでありながらも この銘柄はエチケットの中にでかでかと メルローの魔術師の名が刻まれております。彼の所有するシャトーのひとつで 流石にモダンでスムーズなタンニンと 大ぶりな果実味は 正に。
深夜のムッシュは、何時もながら。先に飲まれていた銘柄は 辛口の白のボルドーの最高峰の気がするな?のイグレック だったらしく。’94なのにお連れのお姉さんは”胸焼けが・・・・”と。
状態でしょうが、残念な限りで。
そんな晩は、連鎖は避けたいのが本音かな?引きの弱い晩は、お人それぞれに。
若いヴィンテージの’02ながらもテタンジェのコレクションは、熟れ始めた味わいに 溌剌の青リンゴのニュアンスも感じさせながら。ただただ、特別なキュヴェは それ以上の何かがあるのが常でもあり。他愛もない 世間話にお付き合いいただく 小一時間でもありますが 何時もながらありがとうございます。
しかも20%のプライスダウンの今月ですが、希少なアラン・ロベールのメニル・トラディション’85を考えておられたようで。新店舗で開けた方が良い?とのお心使いもまた彼らしく。
でもな、もう見つからない ’85ですから 何時でもどうぞ!

             Sommelier R.Imamura