Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’01’01’98’96


本日のお昼間は、昨夜頂いたご依頼に応える形で。それにしても、凄い自社ビルになるのかな?一等地に建つビルでもあり、社長さんだからな。僕のカウンターでは、そんな素振りはあまりお見せにはなられない気さくな方ですが お昼はしっかりと社長さんをされておりました。有難うございます。
ちなみにお渡しのワインは全て白でのご依頼でしたので、’05で合わせたマルゴーの白に デュジャックのモンリュイザンを。そしてオールドも1本含ませた’73のムルソーシュヴァリエールのコシュ・ビズァールで。ご予算的にも遊びが産まれる形ですが、お渡しされる方も世界の○○さんなので 今回も手は抜けないな!の上質な逸品で。
で昨夜のワインも素晴らしきフランスの銘醸ワインにて
・Corton’01 Louis Latour
・Chateau Larcis Ducasse’96 St Emilion
・Roc de Cambs’98 Cote de Bourg
・Echezeaux’01 Domaine des Perdrix

前半から先のご依頼のムッシュが、そうですね お手持ちになられるワインに対してもご依頼がいただける これはワインバーのカウンターでも業務以外としても大切な収入源にもなりますので 是非皆様にもごりよういただければ幸いで。グラスでちょっとづつ?とは言いながらも僕も飲み始めると結局 ほぼ飲み干すほどの勢いに。色々と おっさん同士ですが 話は尽きません。
こちらは、本当に久々で。スタートはボランジェのロゼにて。この桜の時期が、1日でも長く続いてくれることを心からですが。
繊細な柔らかさと酸の纏まりも綺麗な’01のルイ・ラトゥールのコルトン。手が付けられない高騰を続けるブルゴーニュの中でもお値打ちのグラン・クリュかと。
話題は僕と同世代のマダムの結婚観について、男性陣2人にいじられていたのが大半でしたが 手厳しい内容にワインが進むのも否めない。
意外にボルドーへと好みのスタイルが変わられていたのが驚きでもありましたが、柔らかいメルローで攻めてみるのも。’96のラルシス・デュカス、グラン・クリュながらも やや地味な存在ではありますが 出来の良いヴィンテージはその点もポジティブに感じさせる。熟成によりバランスを整えた優雅なボルドーかな。
まだまだ飲むと。’98に戻るものの 久々のロック・ド・カンブ 懐かしい銘柄でもありますが最近はこの銘柄を名指しでの方は余り・・・・。テルトル・ロトブフとは行かないものの コート・ド・ブールの中ではとびぬけた上質な存在の力強いミジャヴィル。
深夜のお姉さん方は、こちらもご依頼を兼ねた形でも。律儀なご依頼に 有り難さも変わらずで。
ワインも1本呑み込みながらのお話になりましたが、気になっていた’01のエシェゾーを。
DRCと見まがうほどと謳われたこの’01のド・ペルドリの豪華な1本ですが 先のルイ・ラトゥールのコルトンと比較するとやはり硬さは否めない。勿論、コート・ド・ニュイの存在感は大きなもので 大ぶりな果実が詰まる印象ですが。2000年代のDRCを未だ呑み込んではいませんが、以前の’99のプルミエとも似通った印象は確かに。ただ、やはり香りのスタイルはまた異なるものと言うのが造り手のキャラクターでしょうから。
偉大な1本でもあるでしょうが、もう中々出会えない 逸品であったような・・・・・・。

            Sommelier R.Imamura