Ｓａｕｖｉｇｎｏｎ Ｂｌａｎｃ

本日のお昼間もジムに。その後も出勤時に所要を兼ねて。色々と見させていただく次第ですが、どちら様も　良きところもあれば問題点を抱えるところも様々で。当たり前ではありますが、悩ましく考えさせていただく時間は未だ続きます。
で昨夜の久々のソーヴィニヨン・ブランは
・Ｓａｎｃｅｒｒｅ　Ｌｅｓ　Ｍｏｎｔｓ　Ｄａｍｎｅｓ’９８　Ｐａｓｃａｌ　Ｃｏｔａｔ

今宵も連夜の難しい展開に頭を悩ますところでもありましたが、終盤に。こう言った展開が、僅かながらでもこの街に居を構え続ける意味が有るかとも。
１月の全国会議では、どうやら辿り着けなかった旨をおっしゃられることでしたが　今回も横浜からのお客人を引き連れて。
赤・白をきっぱりと　分かれる飲み手になりましたが　サンテミリヨンのスタール’０１もまたモダンな濃いメルローで。
そして白のサンセールですが、この造り手は他のソーヴィニヨン・ブランの造り手達とは若干　スタイルが。
若い頃は、爽やかにフレッシュな味わいを持ち味に攻めてくるアペラシオンでもあるのですが　このパスカル・コタは中々の長熟なサンセールを。
’９８は僅かに酸化の要素を振り撒きますが、その熟れた味わいは完全に並みの造り手のシャルドネを凌駕するもので。とろみの有る雫は濃密でソーヴィニヨン・ブランの　その個性を図るには、この造り手のような銘柄もまた呑み込まなければ理解出来ないものでも。
当然のようにフロマージュが欲しくなるのも頷けます。
通常はシェーブルなんでしょうが、この芳醇なサンセールには　熟れた白カビや　流れるウォッシュでも十分かと。

　　　　　　　　　　　　　　Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ　Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ