Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’00’89

本日のお昼間もジムに。そして、本日から本格的にマスクで対策する季節に。まま、お薬で緩和はされておりますが今年は ゆっくりとはじまりましたので そのまま穏やかな花粉症であれば。
その後の打ち合わせも 中々シビアな 内容になりましたが まだまだ前向きなお顔もみられましたので前向きなご提案をお待ちする段階でも。
で昨夜のグラン・クリュは
・Philipponnat Cuvee1522 Brut’00
・Latricieres Chambertin’89 Louis Trapet Pere & Fils

珍しいお時間にお越しのドクターに驚きましたが、久々に色々とお話をお伺い出来て助かりました。勿論、営業的にも。
それにしても跳ね馬購入計画も順調のようで、その上ガレージの改築にも うーん、簡単なバーさんくらいなら出来るのでは?のご予算に 世界観が・・・・。
シャンパーニュブルゴーニュの赤。想定しうる限りでも、手は抜けない顧客なのですが シャンパーニュは今宵は少し穏やか目にスタートしないと。
お恥ずかしい限りなのですがキュヴェ1522、何の意味だったかな?お答え出来なかったのも久々ですが 考えてみればこの伝統的なシャンパーニュのメゾンの設立年なことくらい 直ぐに解る筈なのに 何とも情けない限りです。
’00は 未だゆっくりと熟成の段階を経ており。100%グラン・クリュが売りのこのキュヴェですが、当然ながらピノ・ノワールも6割ほどしめており。若干ながらもドサージュの少なさが、ドライな印象を強めます。
赤も色々と思案しながらもセラーを少しひっくり返すように。
選択肢も3種でしたが、どうやらご自身には思惑も有られたようで。ですが、同じグラン・クリュのより熟成した銘柄が並べられていたので こちらを。
最近何かのCMで、ソムリエールがこのラトリシエールをゲストにお勧めするシーンを見かけましたが実際にこんな銘柄をお勧めすることは中々無いような・・・・・。
完全に熟成しきっている、とはいかないのが’89の段階かもしれません。トラペだから?そんなコメントもいただいてしまいましたが、確かにパワフルな果実の塊感は やや希薄だったかな?
柔らかい優雅なスタイルは、味わいとして綺麗なのですが。
何時もながら、ご相伴も沢山いただき 軽く酔いも楽しめる段階でも。
これに懲りず、またまたよろしくお願いいたします。

                  Sommelier R.Imamura