Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’92’88’76

休日は久々に次男と梅小路公園で野球を。偶には子供の言いなりにもならないと。少しだけバッティングが上手になっていたのは意外でしたが、お友達とも 遊んでいるのでしょうから。帰り道の公園で長男が友達と幼い感じの野球をしていたのは逆に微妙でしたが・・・・。
また、やっとのことでオメガのシーマスターのオーバーホールの見積もりが。やはりの金額ではありましたが、先日次男にデジタル時計を買ってあげたのですが その際にお値段は覚えていたようで 修理代で彼の時計が一体幾つ買えるのかと驚いていたのも まま数字のお勉強にもなったと思います。
で先週末の久々にお越しのゲストの面々は
・Chateau Coutet’02 Barsac
・Gevrey Chambertin’92 Trapet Pere & Fils
・Chambolle Musigny Les Charmes’88 Ghislane Barthod
・Nuits Saint Georges Les Brulees’76 Henri Gills Tastevignages

かなり久々でした。ですが、印象的な風貌のムッシュに 直ぐに思い出しましたので。お連れのマダムも変わられていなかったのですが、数年の間にお母さんになられておりましたので 変化は当然ながら。今回もマダムの貴腐ワインを飲みたい!のリクエストがお越しに繋がったのですが、中々手持ちをお持ちでないところが多いそうで。個人的には、グラスアイテムとしても日持ちもするし 扱いやすいカテゴリーとも思いますが まま専門店のほうが都合は良いか。
中々お会いになられる機会も少なくなっておられるとは思いますが、そんな機会には是非お顔を拝見したいものでも。
こちらも久々のお二人で。全開はお渡ししたワインの味わいに 十分満足!とはいかれなかったご様子もあられたようなので こんな機会はもうないかな?そんな思いも有るものですが 再度のご利用は非常に嬉しいものです。また、お話の内容から推測する限りでは お二人の仲も順調にステップアップされている感じでもあるので これもまたよろしきことかと。
逃がした魚は何とやら ですがラターシュ’87を飲み損ねたご様子のマダムですが、まま望めが叶うの ものかと僕は思います。機会がもし有られれば、僕の手持ちも如何なものかと?ではありますが。また、ムッシュが少しでもワインに興味を抱かれたご様子も 良きことと そして何よりも驚きはマダムが4,000m級の山に登られると言うことに。
結局、3種のブルゴーニュを堪能いただく形になりましたが 個人的にはお飲みいただく順番は 賛否はあるでしょうが ’88のシャルムが最も綺麗なブルゴーニュかな?
若さもまだ残す’92のトラペですが、ヴィエイユ・ヴィーニュの古木の味わいも ヴィンテージ・キャラクターの方に偏るスタイルかな?肉付きの良いジューシーなジュヴレ。
ヴィンテージ’76は前回もでしたが、今回も骨太のニュイらしい熟成に。やや、ぼったりのスタイルですが これもまた熟成したものにしか出せない複雑な香りに 円い酸かと。
全てのバランスが纏まるのも この辺りのヴィンテージであり また出来の良い作柄だというのも。手が付けられないエリアのプルミエですが、辛うじてのお買い得感を残すこのバルトに 感心を。可憐な甘みに 愛らしい酸の切れ上がる感じが飲み頃のブルゴーニュの もうひとつの楽しみかな。私も随分、頂きました ありがとうございます。
      Sommelier R.Imamura