Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’03’01’88

休日は、ばたばたと貧乏暇なしの。この3か月分の会計処理を自身でこなし、店舗に所要で動き 家族の買い物の運転手に 1年点検のシトロエンをディーラーに。その後もお稲荷さんへと毎週のノルマでしたが。そして本日も朝から病院に行き、その後は税理士さんと。そしてイソイソとジムに行き、その後はテレビで錦織くんの応援も。まま、中身としてはたいした事はないのですが・・・・・。
で先週末の 興味深い白へと誘われる出来事は
・Mercurey Les Mauvarennes’88 Faiveley
・Hautes Cotes de Nuits’03 Lavinia
・Corton’01 Louis Latour

結局は蕁麻疹だった。理由は解りませんが、アレルギーとしか・・・・・。まま、そして多少のストレスですか。情けない限りですが。20mlも注入していただくと時間がかかるんだな・・・・。
そして土曜日は、久々のムッシュですが 何時もと異なるのはお連れ様がおられたこと。通常はグラスで数杯なのですが、やはりボトルの選択となると楽しみも幾分上がるものです。
ブルゴーニュ・ラヴァーは色々と ああでもない こうでもないで。結局、選択肢の中でシャルロパンのフィサン’99があったのですが その価格に合わせると幾つかのお勧めも。その選択肢の中から最終的には’88に。正直、こういった やや格下のアペラシオンながらも飲み頃のものをお楽しみいただくのが本来の。確かにシャルロパン、飲んでみたい造り手のひとりでしょうし ’99は偉大なヴィンテージ。理解の有られる方であれば フィサンは楽しい畑でもありますので。
ですがですが、やはり瓶の中で優に25年を超える熟成を経たワインは 正直世界観が異なります。これをお伝えし続けるのも僕の仕事かと。前回の1本よりも とてもポジティブで愛らしいフランボワーズの佇まいに そして酸が円い ここが特徴かと。
ワイン好きの方たちとは、やはり気になる銘柄などのお話が どんどん出てくるもので。そんな1本がこのラヴィーニャの。正直、もう少し価格の提示はさせていただきたく思いましたが まま市場価格を良く良く調べておられる。2本目と言うこともあり まあ。後はこちらは 有る方から譲っていただけたものだったと言うのも原価に反映されたかと。
DRCがラヴィーニャにサン・ヴィヴァン修道院の改修費を賄う為に仕込んだもの。そんな意味合いかな?’03のシャルドネは、すでに熟れ初めている が 適度な酸が残り 優雅な味わいに昇華させる辺りが彼らの醍醐味かと。幾分、お泊りの宿の門限に問題があられたかもしれませんが お許しを。やはり、楽しき瞬間でもあり こんな時間が。
この会議週間に僅かながらのご利用ではありましたが、新たな出会いを先日いただき お約束通りのご利用は非常に嬉しかった。兼ねてよりの方々が、ご卒業されての流れも多々ありますので やはり変化は否めません!
ブルゴーニュの赤の味わいをご理解される方々のタイプも様々ですが、余りお酒に免疫が強くあられず 渋さににも と言う方の入門も多々有られるかと。そんなタイプかな?のムッシュですが、お連れのマダムが大半の流れで。先日のゴヌーのボーヌ’98よりも、この’01のルイ・ラトゥールのコルトンは 明らかに淡いスタイルで果実味が大ぶりです。勿論、若い段階の味わいではありますが 個人的にもとても理解出来る世評以上の 貴重な特級畑かな。

               Sommelier R.Imamura