Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’94’94’82’77

連休をいただきました、今回の連休中に こなしておきたかったことが幾つかはありましたが 最大の目的は後厄を迎える本年の厄払いを。3年目に突入した石清水八幡宮へのお参りですが、これで来年の御礼参りのみかな?毎年、高いなあ・・・・ と つぶやきながらも 辛うじて聞き取れる 自宅住所
と名前を聞き ほっとして帰宅するのですが。今年は例年以上に渋滞と 何時もの山頂の駐車場に停められなかったことで面倒な形にはなりましたが。
後は色々と所要で動きまわる 必要な時間もありましたが 子供たちとは自転車でしばしの時間も。
その上で、アジア・カップの初戦がライブで見れたことは 充実した休日に繋がったことは間違えないかと。
また、これで切り替えて 1月の本番かと思いながら サーヴィスに務めたいと思いますので よろしくお願いいたします!
で先週末の やっとそれらしい ブルゴーニュの晩かな?
・Morey Saint Denis La Forge’94 Mommessin
・Cabernet Sauvignon Estate Reserve’94 Sequoia Grove
・Corton’82 Roger Chapelle
・Echezeaux’77 Du Clos Frantin

三連休前の晩は、大きなブレーキが掛かることも しばしばなのですが 後半までは正に。
中盤にお越しのお二人は、明らかにブルゴーニュのページしか ご覧になられていないので選択肢は明確だったのですが 中々悩まれておられ 結局幾つかの選択肢からお選びいただく モメサンのクロ・ド・タールのセカンド的役割でもありますかね?のラフォルジュ’94を。可能な限り 熟成したものをお勧めしたかったのですが ニュイに限定されておられ 勿論のご予算も有られるので。
それでも考えてみれば ’94でも もう20年以上の熟成したヴィンテージなのですが。幾分、タイトな酸を感じさせるエリアのモレ・サン・ドニでもありますが 淡い果実のスタイルに メリハリのあるタンニンに繋がる酸はイメージ通りのものでも。大分、今宵は呑み込んでこられていたのか 三分の一はお持ち帰りになられましたが。
深夜のムッシュは、どうも今夜は虫の居所が・・・・。余りお相手は後半は出来なかったものの 前半はお話も十分お伺い出来たかと思いますのでお許しも。
先のラフォルジュの’94とは、また別世界のナパのカベルネ・ソーヴィニヨンなので比較にはなりませんが ややこちらの方が飲み頃を意識させる段階でも。やはり酸のバランスかな?ピノ・ノワールは時間がかかりますよ!
そんな感じの晩の深夜は、かなりご無沙汰でしたが 歯科医のお二人も。華も添えてではありましたが、ようやくの感じの新年のらしい ブルゴーニュの熟成が。
シャペルは同じようなエチケットのものが幾つかあるのかな?今回は、よく見るとロジャのシャペルだった・・・・。うーん?でもあったのですが、そこはボーヌ・エリアではありながらも グラン・クリュだけあり 流石の濃密なスタイルが見てとれ。僅かに酸のシリアスさには欠けるものの、これもまた南のエリアの特徴でもあるかと。
〆はこちらもグラン・クリュ、’77と難しいヴィンテージでもありますが 約束された偉大なヴォーヌ・ロマネの特級畑は 隠し切れない個性を。やや ひねた香りも含みながらも 何よりも味わいのバランスが 持ち味かと。複雑この上ない トリュフや 森の香りは熟成の段階からピークに達するものにしか感じられないノスタルジー

           Sommelier R.Imamura