Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

垂直にて’89’76

本日のお昼間もジムに。その直前にテレビで、ゴールまでのマラソンを観戦しており。日本人の二人は、頑張っておりましたが やはり最後のスプリントになると あの結果は致し方ないか。それでも銀銅は立派なものかと。ちなみに猫さんも出場していたらしいです、完走されており 流石にですがこの辺りとは実力差は否めません。
で昨夜のゆっくりと10月の船出は
・Vosne Romanee’89’76 Domaine du Clos Frantin Albert Bichot

当然のように中々スタートが切れない晩で。待てども待てどもではありますが、深夜に久々のムッシュが。かなりご無沙汰だったのですが、お伺いしたいことも沢山有ったものの 訳あって全ては聞けずじまいに。まま、大きな問題にならなければ良いのですが 僕のこの手のスタイルのお店では そんなお話でご縁が一時的にはの方もおられない訳ではないので ちゃんと為されていれば良いのですが。
白の比較をソーヴィニヨン・ブランシャルドネで!とのことでしたのでティピカルなものを。その後の赤はマダムのリクエストはブルゴーニュとのことでしたので選択肢を5種ほどお持ちしましたが、やはりその中にはヴィンテージがお生まれ年のものが含まれておりました。’90’89をお持ちして正解だったのですが、当然の流れで’89のアルヴェール・ビショのヴォーヌ・ロマネ。当初はこの1本で終了の予定でもあったのですが、勿論僕の個人的な好みからですと’89は まだまだ若さが。偉大なヴィンテージでもありますので、その果実の密度は高く 芳醇な素晴らしい逸品ですが 流れで”もう1本飲みましょう”とのマダムの男前のお言葉に 興味深い経験にも。
3本の手持ちを使い切ることになった’76でしたが、やはりこの位に熟成したトリュフの香りが儚げに移ろうヴィンテージが好みです。ゆっくりと我儘を言わせていただき紫煙もあげながらの リフレッシュさせていただく時間にもなりました。ただ、ムッシュが珍しく トイレに閉じこまれたのには驚きましたが お疲れだったかな?すみません。またまた近しきご縁をよろしくお願いいたします。

                    Sommelier R.Imamura