Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’81’77

本日のお昼間は、次男の小学校の朝顔の鉢を抱えて。曇り空だったのですが、愛犬はなちゃんの散歩攻撃に屈して一緒出かけたのですが ずぶ濡れに。朝顔の鉢自体はたいして重たくは無かったのですが、あれだけ降るとは思ってもいなかったので。ご近所の偶にお世話になる居酒屋さんの大将に傘はいらないかな?と声も掛けていただきましたが もう大分濡れていたので・・・・・。
結局お昼間から犬と一緒にシャワーでした。
で昨夜はやっと9月のスタートかな?
・Volnay Les Caillerets’81 La Pousse d’Or
・Volnay Clos de la Bousse d’Or’77 La Pousse d’Or

中盤には、またまたワインのお持ち帰りのムッシュが。今回はご準備が想定出来ていたのも有り、直ぐにパワフルなカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンを。それでも、’04ながらも希少なヘンドリーのものを。ナパの解りやすい上質な赤ワインを主にお渡ししておりますので、次回分もまたご準備しておかないと。
深夜のムッシュは、先月末にお誕生日だったお姉さんを今回も伴われ。3Lのベル・エポックの’99はやや進んだ味わいだったそうで、保管状態かな?
また、今宵は僕の手持ちの1本も ややそんな日ごろの行いかな?の味わいで。
ヴィンテージ’81はこちらのお姉さんにも随分持って行かれた感もありますが、おそらくは祇園町でも錚々たるワイン飲みになられるかと。特に’81はロマネ・コンティ、ラターシュ意外だったらほとんど呑み込んだのでは?の高級ワインキラーかと。
そんな流れで’81のカイユレを。コート・ド・ボーヌの中では最愛になるかな?のプスドールのプルミエなのですが、長いこと大切に寝かしておりましたが抜栓時にコルクがやや沈む嫌な予感も。テイスティングの際の香りの立ち上がりに嫌な予感がまたまただったのですが、一応ご一緒に。最終的には、楽しくない味わいに感じられたので もう1本。ちなみにこのボトルの購入先は今は取引がないだけに・・・・・・。
2本目にリベンジを掛けるには大胆すぎるかもしれないヴィンテージ’77ですが、何となくすっきりしなかったので。ですが、これが もう抜栓時のコルクから甘いチョコレートの香りが溢れており。全体の味わいの強さは確かに希薄なものの 立ち上がる芳香と優美な果実味に 複雑な熟成香は正にブルゴーニュの熟れたボトルに求める全てを。
相変わらず他愛もない会話も 心落ち着く深夜の素晴らしきワイン時間かと。
いきなり今月の特集の大玉が欠品になった感じで・・・・・・。

                   Sommelier R.Imamura