Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Fume Blanc’83

本日のお昼間は、完全に運転手に。夏休み最終日でしたので、辛うじての長男を散髪に。やはり短髪が彼には良さそうです。それにしても、お客様商売は同様ですが 僕が広島出身なのを覚えておられ災害の状況を気にしていただけ それもまた大切なことかな。

そして、ここは本題なのですが 昨夜の懸念は やはり問題でしたね。グラスワインの状態について疑問を持たれた土曜日のゲストからメールをいただけ 考えさせていただきました。
文章中にも私の提供させていただいたワインを呑み込むことが苦行と言う表現までありましたので、余程のこととも理解いたしました。
勿論、その後もその銘柄は残されてありましたので テイスティングも致しましたが 嗜好品についての認識は様々ですので そこは置いておくしかないですので あの状況で適切な対応が出来なかったのが最も問題だったかと。
勿論、途中からグラスに余り手を付けられていないのは解っていたので お話しをお持ちする瞬間を考えておりましたが 言い訳ではありますが スマートフォンを触られていたのでタイミングを計れなかったのも未熟だったかと。
もしもし、可能でしたら その場で状態について お尋ねいただければ 新たなボトルを抜栓させていただくことも当然と心得ております。こちら目線ではありますが、この”つぶやき”をお読みいただく顧客の方々には お願いしたい限りです。
後は、ただただご理解いただければ幸いですが バイ・ザ・グラスに関しては必ず 抜栓直後のものがお客様のグラスに注がれることは僕のカウンターではないことも。賛否は勿論ありますが、顧客の中には抜きたてよりも 寧ろかなり時間のたった開いているボトルをご所望されるゲストもおられるのも事実です。場合によっては、残り僅かなボトルからと開けたてのボトルのどちらがよろしいでしょうか?と言うサーヴィスもありますが 特にお初のご利用の方には 対応が難しいこともございますので もしもし 可能であればお声をお掛けいただければ幸いです。
改めて 非常に心苦しきお時間を持たせてしまったことに関して申し訳なく思います。

で昨夜の横浜からのお見合いを兼ねた顧客は
・Fume Blanc’83 Robert Mondavi Winery

そんなこんなで余りお叱りへの免疫もない僕ですので 悩ましき時間を昨夜も過ごしておりましたが 深夜の顧客は横浜から。お話を聞けば聞くほど 可笑しな感じではあるものの Xは1つ付かれたムッシュはどうやら 今宵はカジュアルなお見合いのようで。
相変わらずのお人柄で、笑顔が絶えない時間でもありましたが どうやら本気度が伝わってきましたが?
白ワインをご所望でしたので、幾つかの選択肢の中に ナパの1本も。当然のようにブルゴーニュにそしてボルドーのランシュ・バージュの白にニュージーランドのものも。
軽い気持ちで貢献も!との表現をしましたが 結果モンダヴィの古酒へと。
ソーヴィニヨン・ブランの別名称を与えたモンダヴィのフュメ。この’83もそんなストーリーを考えてみると残しておこうかな?そんな気持ちでここまでセラーの残されて。
ただ、そろそろ限界も如何なものだろう?そんな気持ち含めての熟成した1本で。個人的には、まだまだゆっくりと楽しめる1本で シャルドネだけではなく この時代のソーヴィニヨン・ブランもまた お人によっては 十分に堪能いただける シェリーの香りも混じる優雅な1本かと。
勿論、お人は選ばないといけないのかな・・・・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura