Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

カリフォルニア

休日は子供たちの夏休み中の最後の日曜日でしたので子供中心に。神戸のカスタムバイクショーなんかも?と密かに考えていたのですが、全く無駄だったようで起床後直ぐに釣りに決定したので。色々と海釣りの検索をしたのですが、諸所ありまして結局 琵琶湖に。何時もよりかは、やや北上した距離は長かったのですが やはり釣り果は 長男が2匹に僕の1匹だけで。しかも、長男は2匹とも結局逃げられ 次男にせかされて お恥ずかしながら おそらくはブルーギルだと思うのですが 我が家は雑魚も現在飼育中です・・・・・。
ちなみに 丁度これから!と言う時間帯の14:00くらいに雲行きが怪しくなり 帰れる支度をちょこちょこしていたら ザーと雨が。そう、もうひとつの候補として考えていた琵琶湖バレイの山頂がかなり黒い雲がかかっていたのです。 それにしても今年の夏は、お天気が異常だな。
で先週末のカリフォルニアは
・Pisoni Vineyard Santa Lucis Highlands Pinot Noir’97 Siduri
・Calera Mills Vineyard’96 Mt Harlan

前半に痛い思いもあったのですが・・・・。グラスで1杯だけのゲストがワインを飲み干すことなくお席を立たれると。想定しなくても ワインがお気に召されなかったのは言うまでもない・・・・。
今月のお勧めでもある ジョセフ・ロティのマルサネ’98で 1杯 ¥2,500−のアイテムでもあるだけに 常識的には ご満足いただけるような味わいで有るべき認識は強く持っており。
ただ、グラス・アイテムは常に開けたて抜栓直後と言う訳にはいかないのも 当たり前かと。勿論、テイスティングをして現状の味わいの確認をした上でご提供させていただいているので味わいには問題ないかと思われますが 開けたての香りとは異なるのも勿論僕の理解は。ただただ、申し訳なくも。
”お気に召されなかったですか?”とお声はかけましたが ”香りが好みではなかった、初めての造り手だったので”と それだけで終わってしまったので挽回のチャンスは全く。しかも折り畳み傘の忘れ物までさせてしまい、この前半は良いとこなしの・・・・・。
中盤のご予約は、滋賀県にドクターながら10年以上ぶりのご利用だったようで。お好みは、パワフルなピノ・ノワール!とのことでしたので カルフォルニア?との問いにOKでした。
お三方で目いっぱいお食事もおたのしみいただけ お世辞半分のお褒めもいただけましたが、お三方での量配分が良かったのかな?個人店ですので、まま色々と色を付けることも可能なところが杓子定規ではないので。
1ケースを手持ちであったピゾーニですが、こちらもそろそろ半量に。’97とは言え まだまだパワフルなたっぷりの果実味で。当然のようにお気に召されたような流れで。
2本目は、お話の中でカレラのことが幾つか出てこられていたので セラーを探すことに。ジェンセンではないもののミルズの’96でしたら手持ちが有ったのでこれも。シデューリとはスタイルの異なるやや果実のコンフィの味わいも余韻に感じられるもので。こちらは数杯ご相伴いただけましたが、食後のコイーバと共に紫煙をあげられれば そらあ旨いでしょう・・・・・。
ちなみにこのカレラの手持ちなのですが、ミルズの’98’94が。次のオン・ルストは’98かと。そして面白いもので’90のセントラル・コーストもございます。また、際物でジェンセンの’97マグナムもコレクションではありますが。

偶然のカリフォルニアの地震でしたが、ストックの90%を失われた造り手もおられるようで。世界上で色々な天災が どうなってるのでしょう。

                   Sommelier R.Imamura