Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’77’76

本日のお昼間は、久々のジムに。上半身のダニに噛まれてしまった痕がお恥ずかしい限りなのですが、まま仕方がない・・・・・。
そして、こちらも久々のワインの入荷の業者さんで。
今月の特集でもありジョセフ・ロティからは、個人的にも初体験の彼の白が。ACクラスながらも’99を。
ボルドーからは、戦車等のメーカーでもあった サンテミリヨンのシャトー・ダッソーが久しぶりに。ヴィンテージも’79で 液面もしっかりです。
ブルゴーニュからは探していたヴォギュエのボンヌ・マールを。’83ヴィンテージの熟成した希少な逸品かと。
で昨夜の営業再開の晩は
・Vosne Romanee’76 Domaine du Clos Frantin Albert Bichot
・Barbaresco’77 Gaja

静かな展開から、相変わらず賑やかなお人柄が印象的なムッシュも久々で。お近くのパスタを専門と?されるお店かな お噂はお伺いしておりましたが看板娘のべっぴんさんも伴われ。以前は、時間帯によっては女性のゲストだけしかご利用になられないシステムを取られていたようで 凄いな!と思っておりましたが最近はその括りは無くなられたようで。
何時も通りのブルゴーニュの古酒からスタートでしたが、生産者の格からすると 賛否はあられるでしょうが個人的には熟成した彼らのものは現在のものとは全く異なる企画かと。エチケットは新しいものですが、中身はリコルクもされていない完全なオリジナルの状態も素晴らしいもの。吸い込まれそうな透明感の美しいピノ・ノワールの愛らしい1本で。
2本目はイタリアンの拘ってみましたが、これは好みが分かれたな。最上の造り手のひとりでしょうが、やはり’77は難しさもあったかと。香りと色調はブルゴーニュのそれにも劣らずの優雅なものだったのですが、もし唯一ネガティブな印象をあげるとすれば余韻に苦みが・・・・・。
おそらくは、この1本だけであれば何もそこまで感じにくいものでしょうが やはり比較対象があると言うことは 良くもあり また怖いことかと・・・・・。

                 Sommelier R.Imamura