Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’03’91

本日のお昼間は、やや今朝のワインの残り香が鼻腔に残る中 長男の夏休みの自主学習の為にシトロエンを。それにしても、観光の方が京都にお越しいただけるのは非常に喜ばしいことですが正直醜いほどの渋滞で・・・・。北山通りまで40分もかかるなんて。その足で、店舗に運ぶワイン等もあったので祇園街まで移動して 直ぐにまた北山へ。結局2時間くらい車の運転をし続けていたような・・・・。
で昨夜の 中2日のムッシュ
・Chateau Haut Brion’03 Graves
・Corton Charlemagne’91 Bonneau de Martray

前半からのご予約のムッシュは、最近ちょこちょこと。相変わらずお話し上手に耳を傾ける時間帯もございましたが、お料理に汗だくになりながらもシャンピニヨンのスープに生ハムとメロン、夏鹿のラグーのフェットチーネと 牛ほほ肉の赤ワイン煮まで 一気に。
ワインは先日のルイ・ラトゥールのバタール・モンラッシェ’96がほんの少しだけ残っていたので 同じくルイ・ラトゥールのサントネイ・ブラン’02と比較試飲も。パスタの段階でこれまた先日のマジ・シャンベルタン’03のジョセフ・ロティが そこそこ残されておりましたので 同じくジョセフ・ロティのマルサネ’’03と。何とも贅沢な男性陣の酒宴はシガーで〆を。
お連れの若い方たちは同世代でしたので、おっしゃられることもまた非常に興味深く。
そして深夜にお越しのムッシュは、中2日にて。意外な展開ではありましたが、お盆を控える今月の前半のご利用はこれまたとても有り難く。
これでまた紫煙と楽しいワイン談義の時間は覚悟の展開で。
先日のご利用もありましたので、今宵はやや抑えてとのご所望も結局は 何時もながらでしたが おそらくは非常にお買い得な2本になったかと。
お預かりしていたボトルの最後の1本でした、一周忌も過ぎましたのでタイミングが合えば出来ればこの方と と思惑がありましたので。葉巻が取り持つご縁も少なからずあったかと思われます。
若くパワフルな’03ではありますが、このオーブリオンも先のジョセフ・ロティのマジ・シャンベルタンやマルサネ同様に濃密な果実の塊を感じさせてくれる。やや、ドライな果実感でもありますが あっという間に呑み込んでしまい ごめんね。
〆は白ワインにて。’91は作柄的にも’90程ではないとは言いますが、個人的には贅沢な飲み頃のヴィンテージが多数記憶に残るもので。ただ、今宵の白髭は 幾分そのミネラルの質感からか硬さが目立つもので。トランスバージュの影響も考慮いただいて、シャルドネの熟れた味わいは ぐんぐん引き出せれるものの 当のムッシュは流石にお疲れか 目が随分細く細くなられて・・・・・。
それだけ、こちらとしても十二分に楽しませていただきました、またまた心よりお待ちしております。
                   Sommelier R.Imamura