Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お取り置きは

出勤してくると玄関周りの雑然とおかれたワインの空きボトルのディスプレイに見慣れないボトルの数々が・・・・・。
祇園祭の流れもあったのだと思われますが、日本酒の一升瓶や四合瓶がワインボトルの中に紛れて。偶に空きボトルが無くなっていたり、NVのモエ・シャンドンの空きボトルが加えられていたり おかしな事も起こるのですが 日本酒は初めてで。勿論、お掃除と共に破棄させていただくことになりますが デリカシーがな・・・・。
お昼のニュースで、花火大会の場所取りに河川敷の芝生に油性スプレーで名前を書いておいたりする方がおられるそうで。理解は超えていますが、色んな方がおられるので。
ちなみに その日本酒の中に1本だけワインの一升瓶が含まれていた 日本のワイナリーで優良生産者さんのドメーヌ・ソガさんのものでしたが。ま、それでも僕の空き瓶コレクションには加えられない。
で昨夜の閑散の祇園祭にお取り置きは
・Vieille Fine Bourgogne’82 Armand Rousseau
・Bas Azrmagnac’73 Domaine de Peyron Francis Darroze

営業の方との打ち合わせもあり、僅かに早めの出勤が求められましたが縄手通りのお神輿を見物とは相成らず。
静かな晩に本当の意味での祇園祭の本番も終えた7月かな?と感傷的にもなりながらも今年は後祭りも有られるそうで。
そんな折でもありますが、顧客のムッシュからメールで価格の確認が。
現状DRCのマールを’90’86’84’81にラフィットのアルマニャックまで僕の店舗のセラーに ちびちびと抱え込んでいただく顧客で。お越しの度に少しづつ減っていくのは現実なのですが、年に2度ほどの追加が為されますが中々こちらが探し切れていない・・・・・。
ですので、虎の子のお勧めの2本だったのですが 有り難いことに2本とも。
今はもう仕込まれていない?と思いますが。市場にも ほぼ皆無のような気もいたしますがシャンベルタンの最上のドメーヌの仕込む’82のフィーヌが。もう、何年自宅の地下セラーで休ませたことでしょう?まま、こんな時の為にと考えていたのも事実なので 抜栓時に最高のパフォーマンスを期待するばかりです。まだまだ、若いかな?
こちらはアルマニャックの熟成、’73と言うこともあり 優良な生産者のフランシス・ダローズのものを。こちらは、未だに’60年代のものなども見つかる可能性が大いにですが それでも限られた銘柄だとは思われます。数年前にテイスティングはルソーの’82共々済ませておりますが、やはり40%以上のアルコールを含むもの ゆっくりとワイン以上にゆっくりと。ただ、この手の蒸留酒もまた熟成の妙が光る素晴らしいものが当然ながら。

              Sommelier R.Imamura