Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’98

休日はゆっくりと子供たちと愛犬はなちゃんの散歩に。まだまだ、花粉には油断が出来ませんがマスクと花粉症用のメガネで完全防備で。次男の卒園した幼稚園の取り壊しの状況を知りたかったようで、幼稚園まで歩きましたが 未だそのままで。ひっそりとはしておりましたが、ここもどうやら赤十字病院のガレージになるようです。
長男の通った幼稚園も廃園になっており、こちらは現状の建物が未だ残されておりますが こちらも崩すのにも大金がかかるだろうしな?我が家の子供たちは、幼稚園に関してはどちらも母校と言うものがなくなってしまいました。そんな時代なんでしょうが・・・・。
で先週末の土曜日も相変わらず閑散と
・Chateau Couhins Lurton’98 Graves

久々にお越しのムッシュと雑談に興じる数時間ではありましたが。何時もながら、話題に尽きないムッシュでお互いの引き出しを出し合うような感じではありますが ワインにスポーツは変わりませんが 最近のネタの小保方氏についても色々と。意見としてはそれぞれの考えがありますが、なるほど!そんな考え方もありますかのお話も。
時の経過としては、既に16年ですかね。そんなヴィンテージ’98ですが、ワインも緩やかにバイオリズムと言いますか味わいのチャートでも造りますと様々な曲線を描いているような。
丁度感じられるものとして、このグラーヴの優良な生産者のアンドレ・リュルトンの白ワインにグラス・アイテムのこちらも優良な生産者のジョセフ・ロティのマルサネ’98に先日のヴーヴ・クリコのグランダム’98と比較すると考えさせられます。
最も考えさせられたのが酸の高さの問題で、やはりジョセフ・ロティのマルサネが数日たった抜栓されたものがやっとやっとのむしろの美味しさに。と言うことは、やはり開けたてのボトルに関しては如何なものかとも・・・・。
グランダムは、勿論酸は高いのですがかなり円く滑らかな酸のお蔭でプレステージのそれを表現していますね。
そこから考えると今この3本の比較だと、ソーヴィニヨン・ブラン100%のこの銘柄は綺麗に熟成の段階を経ており酸も鼈甲雨のような変化を見せてくれております。
シャルドネとの変化球には、ボルドーの飲み頃の白もまた楽しいかと。

                Sommelier R.Imamura