Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

閑散と・・・・

本日のお昼間は、店舗に所要をこなしに。夕方からのアポイントメントではありましたが、下準備に昨夜の夜中から色々と。営業許可証を法人に今更ながらも変更する次第でして、本日保健所の担当者の方のご訪問でしたので。ほとんどが厨房内の掃除と細かい設備の補修に費やされましたが、無事本日付けで法人にての許可証がおりました。合わせて個人でのぶどうの蔵は、響きが微妙なのですが廃業と言う形の処理を。他愛もないことではありますが、これもまた歴史の中の小さな小さな1ページなのでしょうか。
で昨夜は本当に閑散で・・・・・。
深夜のドクターも久々でしたが、明らかに出来上がられていたご様子で まま呑み込むこともまた微妙で。
ですので、お渡しさせていただく予定のタスカンを。
・Sassicaia’99 Tenuta San Guido

自宅地下のセラーをしばし検索することになるのですが、ヴィンテージ’99は僕が書類の上でも契約を結ばせていただいた年でもありますので ひとつのスペースに纏めておかれたエリアがあり。’99でも残されたいるのはDRCのエシェゾーやプルミエ、ムートンやレフォールド・ラトゥールなんかも未だにございましたが 色々な兼ね合い上 マルゴーなんかは店舗ワインリストに含まれてしまいました。
そんな中またまた1本の面白味のあるボトルが消費されていくのですが、このイタリア・トスカーナのフランスを模倣するに至る 砂利がいっぱい の銘柄。このボトルの裏張りが今はもうお付き合いも無くなった業者さんのものでした。
ちなみにこの頃、10年前くらいになるのかな?まだまだ、僕も雇われ店長のような形で部下も沢山いたのですが 月に1度くらい この業者さんからお宝のような銘柄のお利口なプライスのワインリストがFaxで送られてきていました。そして、その瞬間から しばしお客様への対応を完全にシャットアウトさせていただき僕はリストにしがみ付く次第で。このころも今も何ら変わらない、ワインの仕入れになりますが残念ながらここ数年はこの頃に比べるとワインの購買欲は下降が否めないかと・・・・。
いずれにしても、やっと10年の時を経て キャッシュフローへと繋がるワインの難しいところかと。まあ、僕がゆっくりしすぎているからかもしれませんが 現行ヴィンテージを扱う気は個人的にはないので・・・・・。
そして、ありがたいことに この頃 部下としてサポートしてくれていた彼が現在多店舗さんでソムリエをしており 彼のところに納品されることがまた素晴らしきことかと。そして、十二分な利益を生んでくれたこともまた喜ばしく!
                     Sommelier R.Imamura