Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

高騰!


本日のお昼間もジムに通いましたので、今週もトラブルもございましたが週3ノルマは果たし。
そして、我が家の新しい家族は名前も”はな”ちゃんに決まり少しづつ慣れてきておりますが 僕はどうも彼女のワイン風に言いますと獣臭が気になります。
また、新年も動き出したようにワイン商の皆さんからのオファーは続々と。ただただ、世評からも今年は特にワインの価格に動向が大きくあると言われておりましたが その通りの結果に。
何れにしても今まで僕が扱うクラスのものから、その手のものまで特に希少なブルゴーニュの上昇が激しく。ここ数年のボルドーの高騰もほんの少しだけ落ち着き、今度はブルゴーニュに。これは当たり前の動きではありますが 本当に手が出せなくなるのでは?
ちなみに昨夜のインデントでのオファーに関して考えても手が出せるものが偶偶かもしれませんが、実に1本のワインだけで。画像は僕のカウンターでのワインリストですが、例えばブルゴーニュの赤のコート・ド・ニュイの前半ページですね。シャンベルタン村からシャンボールに進んでいきますが、近年の評価が非常に高いクロ・ド・タールの’88がございます。何度か値上げをさせていただいた段階ですが現状のこの¥63、000−でも僕の仕入れがもう不可能になっております。まあ、ブルゴーニュのグラン・クリュの飲みごろのボトルは正直よほどのワインラヴァーしか飲み込めない時代に成りつつあるのかもしれません・・・・。
ですので改めてリストの価格の改定を新年の期にさせていただこうかとも。もちろん価格の交渉もさせていただきますが、DRCなんかは特に手がつけられないな・・・・・。
しつこいようですが、先日のヴォギュエのアムルーズ’88なんかも今回のオファーの原価からすると原価率は70%くらいのお渡しになりましたので。
だらだらと書き込みましたが、今年のワイン業界の行く末は如何なものかと!
で昨夜も初雪に
・Chardonnay’91 Calera Mt Harlan
深夜お越しのマダムは、ヨーロッパの高級車ディーラー勤務だそうですが ままもちろんご勤務中とはきっと違うんだろうな。’91産まれの若い女の子にもあの高級車がセールス出来るのも凄いことかと思います。ワインは、良く解りませんが どうもお母さんが鮮魚を扱うお仕事をされているそうで妙に白身魚のムニエルに合う白ワインを!と言い続けておられましたが 正直先にお出ししたサントネイ’02のルイ・ラトゥールで十分かと思われますが この’91のカレラのトロトロのシャルドネもムニエルにはいいかもね。
無事お帰りになられてると良いですが。

           Sommelier R.Imamura