Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ラフィットのコニャック

休日は今年最後の祇園町界隈のダイレクトメールのポスティングに。散髪の後に子供達と一緒にでしたが、それにしても花見小路は新規店の開業が多数ですね。ワインバーも数件お伺いしておりましたが、1件は路面店でお見かけいたしました。綺麗な外観に羨ましい限りですが、何れにしてもライバル店になられる訳ですから改めて頑張らないと。
その後は子供達と近所の公園で気が付けば真っ暗になるまでサッカーボールを。それにしても、ジムで体力維持を試みておりますが 子供達相手でも直ぐに息があがるのは情けない限りで。
おまけに最後に長男とキャッチボールをしていたら、白球が暗くなると僅かな照明では見えづらく。目だけは良く産まれたのですが、こちらも問題かな?
で先週末の貴重なコニャックは
・Chateau Lagrange’94 St Julien
・Cognac Tres Vieille Reserve Selectionne Par LafiteRothschild
・Monile’94 Viticcio

土曜日ながらも静かな帰省ラッシュの晩になったのかな?
お越しのムッシュは、本当に律儀な方で年内のお約束を果たしに。ですが、やはり最後は少しよってしまうのですよね 素晴らしいハードリカーが含まれると。お会計に不備がありお恥ずかしい限りです。
お好きなシャトーのひとつのラグランジュですので、こちらも1本はお勧めいたしかったものですので。先の1本は、コルクに1本の筋がはっきりと染みておりましたので やや今回も気掛かりでしたがこちらは問題ないもので。サントリーさんの情熱が込もるこの3級の優良シャトーは、やや難しいこの’94ヴィンテージでも柔らかく優雅なバランスがサンジュリアンのティピカルなもので。
そしてお取り置きしていた、ラフィットがセレクションする贅沢なコニャック。こちらも中々最近は見かけないもので、ワイン同様ボルドーの筆頭は価格に暇がございません。
それにしてもキープさせていただくDRCのオールド・ヴィンテージのマールやフィーヌに比べると他のムートンのオード・ヴィー同様にラフィットは既に完璧の飲み頃を。既に甘く甘美な琥珀色の液体に贅沢としか言いようが。ソーダガラスのような気泡を含むボトルもまたクラシックな印象を盛り上げます。
深夜のムッシュもまた男話に。懐かしいイタリア・トスカーナの大好きな造り手のヴィティッチオ、15年前くらいは、この造り手のキャンティ・クラシコリゼルヴァが美味しくて随分お勧めしたような。最近は見かけなくなりましたが、時代と共に扱う銘柄も変わるものなので。ひょんなことからこのボトル、ロットナンバーがNo1111だったので残しておいたもの。そのことにも気づかれるムッシュの観察力にも楽しませていただきましたが、イタリアンだって20年近くの熟成とともに複雑な果実のバスケットの香りを満載に。
そして、大晦日のご予約もありがとうございます。ネタ有りでしたので楽しみに。

               Sommelier R.Imamura