Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’89’86’73

休日は連日の参観日で。今回は長男の小学校、一緒に行った次男があっと言う間に根を上げ始めたので僅かな時間しか見つめられなかったのですが5年生はクラス替えが有ったのでもう少し見たかったのですが・・・・。まま、それでも3クラスしかないのでそれ程大きな変更はなかったかと思われますが。
で先週末のこれまた素晴らしいワインたちは
・Chambolle Musigny’73 Comtes Georges de Vogue
・Savigny Les Beaune Les Lavieres’96 Chandon de Briailles
・Guy Michel & Fils La Cuvee Saveur d’Automne’89
・Chateau Dauzac’86 Margaux
久々に土曜日の前半からバタバタとする対応時間がございましたが、こちらがやや予定よりもお早めでしたのでお席はぎりぎりで助かりました。
昨年もご子息のお泊りの会の晩のご利用はこの頃でしたね、ご夫婦でのご利用は非常に有難い限りです。お祝いを兼ねた形でお心使いいただく’73はお恥ずかしいかぎりですが興味深いヴォギュエのシャンボール。ご理解いただける方に、そんな思いで残しておりましたがこれも有りでしょう。抜栓直後はかなりお醤油の香りが支配しておりましたが時間とともに萎れた薔薇の優雅な香りが拡がる上質なブルゴーニュに。困難な時代の彼らの1本、いつも期待を裏切らないものが多いのは気のせいかな?
足りない酒量は、ハーフにて。やや酸が高いレベルに有ったはずのシャンドン・ド・ブリアイユの’96ですが、ゆっくりと馴染んでいたようで。世界観はヴォギュエの’73とは大分異なりますが女史の仕込むラヴィエール、女性的な愛らしさを感じさせます。
中盤はエアーポケットがございましたが、今宵もまたまたメイン・セラーの整理をしないと危険な状態のワインの置き方で・・・・。汗だくの30分でしたが、これも致し方ない。ストックを減らさないと・・・・。
連夜のドクターでしたが、もう余り余力がないお疲れのご様子で。シャンパーニュのセレクトになりましたが、優良なギ・ミシェル。’89も中々の熟成感を感じられる段階です、このレコルタン あっという間の2本でしたがまた出会いたい味わいを感じさせるRMでもあり。
深夜に滑り込んでお越しのお姉さん方はお着物をお召しのスタイルのお店で。アフターでのご利用は、汗だくのお料理の時間にもなりますがこれも意味がある顧客かと。今月のお勧めのボルドーからのドーザック’86は非常に綺麗に熟れておりほろ苦いボルドーの上質な味わいが見えてきます。お料理があると確かにボルドーの熟成ものは相性が感じられる。

               Sommelier R.Imamura