Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’02’00’99’98’89’83

本日のお昼間は、久々にトライアンフを。花粉の症状が、まま緩和されつつあるので暖かい日中に軽い格好で。前回のようにキック1発とは行きませんでしたが、儀式のようなエンジンの始動をご近所の年配のムッシュが懐かしいかのように眺めておられました。まま、僕自身も産まれる前に生産されたものですしこの方たちの青春時代を彩ったその時代の名車かとも思われますし・・・・・。
また、その後は次男のお迎えに。すったもんだの有った幼稚園ですが、結局園児の人数も大分減ってしまいましてこちらのバス停では最後の3名を下車させて終了です。やや、寂しげですが・・・・。
で昨夜の好ましい流れの展開は
・Volnay’98 Marquis d’Angerville
・Gaia’00 Grosset Clare Valley
・The Dead Arm Shiraz’99 D’Arenberg
・Christian Etienne Brut’02
・Vosne Romanee Marconsorts’89 Francois Lamarche
・Barbaresco’83 Produttori del Barbaresco
本当にこちらのドクターの皆さんもご無沙汰ぶりでしたが、今宵も男性陣にて3本を。
ダンジェルヴィーユの村名からのスタートでしたが、やはり後半のパワフルなスタイルがお好みの方々にはこのピュアなブルゴーニュは前座でしかない存在なのかもしれません。柔らかい飲みごろにも案じられる噛み締める果実の味わいは愛らしさと余韻の繊細さが。
オーストラリアの2本ですがボルドー・スタイルのガイア’00に濃密なシラーズ’99と。やはりフルボディの代名詞のカベルネ・ソーヴィニヨンよりもシラーズの方が粗野と言いますかガチガチです。そんな意味でも硬いスタイルながらもボルドーのフィネスの意味合いも理解出来ることかと。
深夜にお食事を兼ねたムッシュには、ややばたばたとしながらもパスタの味わいにズレがあってしまい・・・・。申し訳ない、また修正を心がけます。
食前から中盤まで十分に楽しめるクリスチャン・エティエンヌ、活躍の幅が広いだけに使い勝手がお利口なヴィンテージ・シャンパーニュ。’02も意外に手持ちが減ってきている・・・・。
週末にも好感を得た、ラマルシュのマルコンソール’89。今回も’89のマダムにお届け出来て良かったのですが、どうやら今宵も大分酔われていたようで。早くも3本の抜栓がなされましたので、そろそろゆっくりと使用していきたいもので。
そして、先日にふらりと消えてしまわれたムッシュは罪滅ぼしのように。’83産まれなのも覚えていますよ、こちらのお姉さんのヴィンテージも。飲みごろをはっきりと感じさせる生産者協同組合のこの逸品もあっと言う間に使い切ってしまいました。イタリアの女王とも言われるバルバレスコ、やはり上質な銘柄はしっかりと寝かせてあげて欲しいものです。

                Sommelier R.Imamura