Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ NV’01’80

本日のお昼間は、散らないで欲しい春の雨が。自宅界隈はまだ咲きそろったばかりなので、疎水に散る流れる風流な様子はまだまだ大丈夫かと思われますが。ですが、どうやら事故があったらしく大学生がふざけて疎水に流されたようで・・・・。心肺停止のようで。無事に戻られればよいのですが、自宅前を流れる琵琶湖の疎水でもそんな事故があるのかと気をつけなければいけないなと改めて。
で昨夜の4月のスタートワインは
・Hospices de Beaune Volnay Santenots Cuvee Gauvain’80 Mommessin
・Moet et Chandon Ice Imperial
・Nuits Saint Georges Au Bas de Combe’01 J.Cacheux
こちらも先日の小さな事件以来のお越しのお二人でしたが、景気はどうですか?と何時も心配をしていただけます。できることは?とのお言葉も非常に嬉しいですが、やはり何時も通り使っていただくことと少しでも思い出していただくことですかね。変わらずご愛顧いただけると幸いです。
ヴィンテージ’80のマダムですが、久々のオスピスの逸品。モメサンが仕込むこのサントノですが、この時代の彼らの内容も色々と言われておりますが期待を込めての仕入れになりました。ボトルの下部の穴の小ささにも、この時代の考え方も伺えしれますがボトルの色調の薄さが素晴らしく透き通る色合いに熟成したピノ・ノワールの姿を映し出しております。
南のエリアだけにかなり甘味が凝縮しており、酸が完全に溶け込んだスタイルですが’80の濃密な味わいが噛み締めるように。
こちらもひさびさでしたが、ままお忙しいでしょうから致し方ない。試してみたいボトルのひとつでしょう、モエの氷をグラスに入れて楽しむアイス・インペリアル。甘めもテイストを好まれるお姉さんはそのままでも!だったようですが、温度をかなり冷やし目にするとこれも有りかな。純白のパッケージもクリーンでそのマーケティングの上手さに感心いたします。
以前は一緒に働くこともの同級生のソムリエのお越しに。5年ほどでしたかね、お世話になったレストランを退職し新たな職場を得たようですが やはりそんな季節でありそんな次期なのかな?そろそろお互いに次の職場は中々見つからないものでしょう。大阪にて変わらず頑張りましょう!お互いに地は変わりますが。
ご予算もあられるでしょうが、このセレクトは彼らしいと言うかソムリエの選ぶべき1本だったかも。明らかに僕のリストでは若い銘柄ですが、その中でも飲み込める段階の味わいに変化する’01だったのでは。造り手の技量も光りますが、比較的強固なスタイルのこのアペラシオンの中に熟れたタンニンが心地良く。
              Sommelier R.Imamura