Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’91’73’71

休日は、すっきりしない花粉症と戦いながらも侍ジャパンの打撃の凄さにすっきりとベットに流れ込んだ。打撃ってそんなに調子が有るものなんだ?ピッチャーが問題なのかな。まま、それと郷里のカープのエースの安心して見られる投球にも流石の展開でしたが。
そして休日は次男だけは僕のベットにくることが多いのですが、彼の就寝間際のセリフが印象的で。”お兄ちゃんと寝ると意地悪だけど、朝作ってくれるスクランブルエッグは美味しいんだ!”意外な言葉でしたが兄弟っていいな。
で先週末の久々の席が詰まる瞬間は
・Cote de Beaune’91 Joseph Drouhin
・Aloxe Corton’71 Des Hautes Chapelles
・Chateau Grand Mayne’73 St Emilion
相変わらずの前半は、如何ともしがたい展開で。週末のブレーキは休日に影響を及ぼしますが、後半に掛けて福を呼ぶドクターの方々が
先日はカウンターが貸切だった為、テーブル席を嫌われたドクターでしたが、今宵は先ずは貸切状態に。毎度、研修医の先生方を引き連れてはドクター論を交わされるムッシュですが勿論他のやや色々なお話も。’91のコート・ド・ボーヌ、こちらもドルーアンですがやはり安心の味わいで。アペラシオンからするときっと酸が気になるのかな?そんな印象ですが、’91と言うこともあり味わいのバランスは完全に溶け込んでおり。無難と言ってしまえばそこまでですが。
残されたお席に滑り込むような形で久々の歯科医のお二人も。結局の朝方のお帰りになりましたが、土曜はそんなこともございましょう。納車直前のフェラーリが待ち遠しいお気持ちはよくよく解ります。
’71のアロース・コルトン、僅かにグラン・クリュには届かない?そんな位置づけにも感じられますが全開の抜栓よりもやはり落ち着きがある。明らかにモカのニュアンスが広がり非常に洗練された味わいに。繊細な色調が吸い込まれるような感覚で正にブルゴーニュの正統派の1本だったのでは?僕のカウンターらしい極上の1本。
そして〆はボルドーを。ここからは紫煙をあげる時間にも。久々に僕もいただきましたが、2013年のダヴィドフの限定のスネークはNo2を少し太く力強く仕上げた感じの逸品で。
ヴィンテージは難しい’73ですが侮れない熟成感にこのサンテミリヨンも。先のブルゴーニュとの順番の妙もありますが、こちらはチョコレートの香りを放ちながらとろけるビターな感覚も。
まま、結局後半はフェラーリの話に終始しましたが 男って・・・、そんな感じで。うーん、僕には夢のまた夢ですが 夢を叶えることはとても素晴らしいことかと。機会があったら乗せてください。
Sommelier R.Imamura