Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Romanee Conti’77

本日から営業を通常通り再開させていただきます。
お正月は色々と意図しないトラブルが些細ですがございまして、いらいらと。前厄の僕の今年を占うような展開だったのかもしれませんが、蛇年とは言えゆっくりと進む余裕はございません!今年も変わらず皆様のご愛顧をいただければ幸いです。心よりよろしくお願いいたします。
でお正月は、プライヴェートでベイシュヴェル’38を楽しみましたが その前の大晦日の極上をつぶやいておりませんでしたので改めて。
・Chambolle Musigny’86 G.Roumier
・Meursault Blagny’00 Louis Latour
・Aile d’Argent’96 Chateau Mouton Rothschild
・Romanee Conti’77 Domeine de la Romanee Conti
・Pol Rpger Cuvee Sir Winston Churchill’99
正に昨年を締めくくるには、これ以上ない最上の晩でございました。それにしても何よりも12月も忘年会のご利用など本当にお世話になり感謝の限りでございます。
ひょんなことからご予約をいただいた方々で。考えてみるとこちらがお越しになられなければ非常に寂しき大晦日になってしまう展開でもあり。そう考えると昨年店舗を閉店されたワインバーさんの顧客の方だったそうで、新たに開店されたソムリエさんも告知をされていなかったのかな?もったいない気がいたしますが、僕的には棚からぼた餅かな?
ルーミエのシャンボール’86、12月の特集はほぼ欠品だらけでしたので1月の特集から。綺麗に熟成しておりこのアペラシオンの酸の立ち上がりも洗練されて。
ですがですが、どうやらお好みは若めのワインだったそうで・・・・・。初めての方でいきなりルーミエの熟成おオーダーされたので、もう何時もの感覚でしたが解らないものです。
でお次は纏まり始めたブルゴーニュの白を。万人受けのこのプルミエですので、安堵の流れに。
結局、一度初詣に行かれ戻ってこられたのですがその後は大分酔われたマダムもおられましたがムートンの白の’96もまたゴージャスに。このクラスだとボルドーの白も侮れない。
そして今宵の目玉は、意図しておりました。’77ヴィンテージもピンポイントで仕入れたものでしかもお渡しの価格もおそらくは半分以上ディスカウント出来たのでは?まま、これまでのお礼も兼ねて何とかお渡ししたかったのも本音です。
ただただ、やや噴いた形跡はあり目減り分も否めないボトル。それもリーズナブルにお渡しさせていただいた結果でしたがそれでも携帯の計算機に打ち込ませていただいた額は、きっと想像の額の半分だったのでは?
王様のコルクは完全に砕けてしまいましたが、アタックの香りにお醤油の香りが混じる点以外はぐっと余韻に甘味が凝縮し香りのスタイルは正にDRCのそれ。完璧とは言えないものの、もう出会うことすら難しくなるであろう9420本の内の1本でした。
そして、新年を迎えるシャンパーニュはこれまた贅沢なサー・ウィンストン・チャーチル。’99はまだまだ若い味わいですがこちらは私から。間違えなく、この年も僕のカウンターを支えていただいた顧客の中でも最大の貢献者かと。今年の大晦日も気が早いですが、是非とも年越しそばをご提供させていただきたいものです。
と昨年末の想い出ですが、今年の初の4日の金曜日の週末の晩です。非常に冷え込んでおりお客様のお越しはあるのかな・・・・・。お待ちしております!が、ウォーミング・アップになってしまうのかな?
Sommelier R.Imamura