Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も極上のシャンパーニュ

本日のお昼間もまだまだ醒め切らない二日酔いのような状況でミニを。店舗の10年ほど使用したCDプレイヤーの機嫌がこの頃本当に悪くて。ひょうんなことから購入した自宅にも同方のプレイヤーがありましたので。どうやら使用頻度の違いか汚れでしょうが、物は大切に使い続けないと。
で昨夜はこれまた極上のシャンパーニュ
・Chateau Calon Segur’92 St Estephe
・Pernand Vergelesses’90 Louis Jado
・Pernand Vergelesses’73 Joseph Drouhin
・Moet et Chandon Brut Imperial’61
・Salon Blanc de Blancs’96
前半から汗だくのお料理でご同伴の対応がなされましたが、まま3組のお越しは有難いものの限界かと。まま、ぎりぎりお時間も間に合うことになりましたので。
何時もならば1:00以降のお越しのムッシュですが、今宵は両手に花のお早い時間帯に。今宵も相変わらずのセギュールに落ち着きましたが、バタバタと追われていただけに’92でも’91でもいいよ!とのことでしたがお会計時に価格を確認すると差額が’91と’92では福澤さん1人も異なる値付けだったとは・・・・。’91を必死に探すべきだった。意外にも’92は確か在庫も最終で柔らかい大人のボルドーかと。
中盤から何時ものムッシュは、今宵はバーテンダーさんを伴われ。以前、ひょんなご縁から’04のセギュールをお渡しする機会もございましたが変わられない蝶ネクタイ姿は羨ましくも。体格的にですが・・・・。
ペルナンのバーティカル、まま造り手が異なるのであまり意味はないかもしれませんがこれはこれで興味深いかと。’90は’73を飲み込むと個人的な好みは明確になります。もちろん’90は’73とは比較にならない程の出来の違いはありますが透き通る熟成したブルゴーニュは線は細いものの官能美が歴然で。
結局2本では終わらない展開に今宵は気をよくした自身でもありますが’61をノークレーム・ノーリターンでご一緒に。エチケットのシミが気になり、心許す方とと思っていた次第で。
ですがこれが極上の状態で、流石の偉大なヴィンテージの’61は過去にもドン・ペリニヨンで感動した記憶も。かすかに残る泡の味わいに熟れた蜂蜜は利益ベースでは薄い形になりましたが、先月からまた戻ってきていただけたムッシュと味わう極上の1本かな。
そして〆は久々にサロンも飲みたくなってしまい。’96ですら現状は稀少になりつつあるような感じですがもう今夜は先の’61に全てが。素晴らしいブラン・ド・ブランですが’96はまだまだ酸の塊だ。贅沢この上ないシャンパーニュですが、だからこそ飲み頃が大切かと・・・・・。

                    Sommelier R.Imamura