Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

無くすこと

酔いすぎたのが原因かもしれませんが、個人的にはとても大切にしていたアンティークの時計をなくしてしまった・・・・。どこにいったかも全く覚えがない。ブライトリングのナビタイマー・ファーストモデル・・・・。まま、飛行機を操縦する訳でもないので実際は必要ないのですが。
で昨夜の素晴らしいワインは
・Krug Grande Cuvee
・Chateau de Fonsarette Blanc’90 J.Reynaud
・Taittinger Brut’91
・Pierre Gimonnet 1er’89
・Pernand Vergelesses’77 Jacques Germann
・Moet et Chandon Dry Imperial’55
・Mazis Chambertin’80 Faiveley
・Chateau Calon Segur’70 St Estephe
今年初めてのご利用でした、昨夜の深夜にお電話をいただいていたので。中々、ビジネスの塩梅が良くなかったようで足が遠のかれていたそうですが以前のように豪遊をしていただかなくても今後もお顔を出していただきたい!大好きな顧客のお一人であることには変わりません。
お預かりしているクリュッグもそろそろ使いきれそうだ。今夜はその契機になられたクラブさんのお姉さんがご一緒だっただけにこれも意味がある。
お食事とご一緒ならば白がお好みのようで、希少なジャック・レイノーの白の’90を。赤の方が評価は高いですがこの’90はシャルドネにも負けないパワフル・ローヌ。
待ち合わせのお時間に微妙なお話の展開もございましたが、シャンパーニュの泡とともに。’91のテタンジェも綺麗に熟れてきはじめて。勢いの2本目のシャンパーニュもジモネはかなり熟成感を施されており。プルミエ・クリュですが、シャルドネの記載があるのでどうなのかな?珍しいレコルタンのオールドで。
〆は赤の’77を。亡きジェルマンのペルナンですが、相変わらずのヴィンテージのキャラクターがはっきり感じられる淡い味わい。
信じられないお話を交わす時間帯でもありましたが、極上のモエのオールド・シャンパーニュは裏切らない。シェリーのゴージャスなエッセンスも加えられたような極上の蜂蜜。
今宵は紫煙を結局2本もあげてしまいましたが大分酔い始めておりましたが、’80のマジもまた流石の1本。どこまでもピュアなピノ・ノワールの味わいにこちらもワインは裏切らない。
〆のハートのエチケットは正に勢いでしかない。ほろ苦いビターなエスプレッソのような香りが気持ちを落ち着かせてくれたような。

                     Sommelier R.Imamura