Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Baron Thenard

本日の出勤直後はワイン商の方が。ここ数年でお取引が完全に僕の範囲では最大のお取引先になった横浜のワイン商の方々なのですが、長いお付き合いの担当の方が交代されるようで。まま、エリア変更と今までの担当者に彼女は部下の方にお仕事を譲られる形でしょうか?まま、個人的にはもちろんワインのことに対する認識や経験では共通の意識があられれば後は商品が魅力的であればどなたでも関係はないのですが。
気に成るのは、アルコール業界の悪しき慣習くらいかな?京都は特に色々らしいので・・・・。
で昨夜の飲み友達は
・Chablis Montmains’79 Camille Giraud
・Pommard’71 Jean Michelot
・Le Montrachet’73 Baron Thenard (Remoissenet)
と言う担当者の変更ではありましたが、どうだったかな?もう7年ぐらいは担当を頑張ってくれたのかな?色々と迷惑もお掛けした時も有り可能な限りご縁も大切にと親しくさせていただいていたかと。ですので前夜は相変わらずの飲み友達でお越しいただいておりました。
僕もお恥ずかしながら仕事そっちのけに出来てしまう展開の晩だったのは残念でもありますが、色々とお話しできたのはそれはそれで。
お持ちいただいたこのネゴシアンは、個人的にはやや・・・・。ですが、流石にこの熟成したシャブリのプルミエ・クリュはゆっくりとその煌びやかさを表現しており。1級畑だからこそ楽しめるバランスで。
このポマールはテイスティングを兼ねてでしたが、リコルクものながらも中々の華やかさで。’71らしく構成が緻密で甘い果実味はしっかりと充実しており何ともお買い得な1本では。欲を言えばリコルクが馴染んでくるまで寝かせたいボトルでもありますが。
〆は禿山を。’85まではこの造り手はルモワスネに任せていたようですが、トップの造り手達の次を担うボトルでもあるようで。この’73はやはり偉大なグランクリュをはっきりと表現しており、艶めかしいモカの香りが素晴らしい熟成の証で。個人的にはもちろん思い入れがあるこのヴィンテージは、下りかけではあるものの今でも美味しいボトルが頻繁に見かけられるような・・・・・。

                        Sommelier R.Imamura