Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も極上

新年の三が日が終わると自宅前の琵琶湖の疏水の水が抜かれ年に1度のお掃除の準備がなされます。
疏水とは言え自宅の前に水の流れがあるのは、何となく明るく感じられもちろん地下セラーにも好条件を。それにしても毎年見かけるのですが、ゴミを投げ込んでおられるモラルのない方が。大きなものでは自転車なども。信じられない感覚ではありますが、色々です。
また、ニュースにもなっている口コミサイトの食べログさんの問題も色々だな。まま、気持ちは解らないではないけど僕には関係ないか・・・・・。
で昨夜の連夜の極上は
・Dom Perignon Oenoteque’73 Moet et Chandon
・Chateau Pichon Laland’58 Pauillac
お正月明け、やはりお顔を拝見させていただきたい方々のお越しは心から嬉しいものです。ただ、昨夜も金曜日ではありましたが本当にご常連さん方のみの晩で。これはこれで有難いのですが、将来のことを考えると新たな顧客の存在も必要とも現実は。
今年も月初めのお越しにこちらのムッシュの存在は、スタートの気持ちを新たにさせてくれます。昨年からご依頼いただいておりましたエノテークの’73を。このボトルは確かもう5年前くらいになるかな?正規でリリースされそのボトルを1本自分用に持ち帰っていたものでしたが、やはりプライヴェートで頂くと言うことにはなりませんでしたね。いずれにしてもこのボトルもこちらのムッシュの元に嫁ぐことはあの時から決まっていたのかもしれません。
当然ながらも状態はパーフェクト、完璧な状態は得てしてノスタルジーを感じさせられ難いものにも思われます。均整が取れすぎているのも個人的には。未だに若さすら残すあたりが流石ですが。
後は好みですね、通常のドン・ペリニヨンのセラー熟成のものと比較するとまた興味深いことが想定されます。
それにしても今宵も紫煙を上げたのですが、どうも酔いが回っていたような・・・・・。
後半はこちらも何時もの。今宵は二組のご夫婦で新年会ですかね、先のムッシュも含めて昨年の修伯さんのワイン会にご参加いただいた方が偶然と言うのもご縁を感じ得ずにはおられません。
同級生同士と言うことも有り、昨年お取り置きをさせていただいた2級の特別なラランド’58を。お生まれ年のこの’58は、やや難しいヴィンテージで中々出物が見当たらないもので。ですが、ボルドーならばまだ見つかるものです。エチケットもおそらく張り替えられた、とても美しい状態で、コルクも辛うじての抜栓ではありましたが香りにやはりバルサムの香りが混じり。
ですが、ソムリエの資格も持たれるムッシュの大いにポジティブなご意見に問題は一切。まあ、まだまだワインも50年少しの段階です。今年も一段とご支援ください。

                      Sommelier R.Imamura