Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Chambolle Musigny

本日のお昼間は、年始1月のダイレクト・メールの投函と銀行に。お蔭様で今年も何とか年を越えられそうです。これも一重に顧客の皆様のお陰と心より感謝いたします。
今年は本当に3月4月の苦戦に始まり、そのまま秋まで税理士さんに詰められまくる日々を過ごしておりましたが年末にきて多少なりとも皆様の明るいお顔が拝見出来たことに前向きな気持ちを。
まま、店舗自体は大晦日まで営業しておりますので今年の思い出を探しに祇園町へとワイングラスを傾けにお越しいただければ幸いです。また、年始は5日からの営業とさせていただきます。
で昨夜の後半の人気のアペラシオンは
・Chambolle Musigny Les Beaux Bruns’88 Ghislaine Barthod
・Chambolle Musigny’80 Comte Georges de Vogue
前半、中盤とグラスのゲストの方のお相手に終始しておりましたがテナントビルの他の階の店舗さんに比べると非常に穏やかで年末の落ち着きが・・・・・。世間はそれでも仕事収めなどで後半のゲストはタクシーが拾えないとお越しのの際におっしゃられてはいましたが。
その後半の先日も忘年会で貸し切りにてご利用いただいたムッシュには、人気のアペラシオンの2本を。
印象としては華やかで、どうしてもワイン漫画などにも華美に表現され人気も当然のようにの銘柄ですがやはりこの位熟成してこないと本来のその優雅さは表現されないかと。もしくはコストを覚悟してグラン・クリュの偉大なものに手を出すなど考えれば考えるほど・・・・・。
まだまだ比較的この造り手は、他の造り手に比べれば価格の高騰も穏やかな気が致しておりましたが今ではそうでもないのかな?リコルクされたこの’88は、気が付けば2本目のミュジニー最大の所有者の前座に為されてしまったような。
やや気難しい’88のヴィンテージを体現するように硬さも持ち合わせていながらも華やかさを見え隠れサセルボー・ブリュン。片や村名ながらも優良なヴィンテージ’80であり垂涎の真となるこのヴォギュエのボトルはしっかりと時の流れを経たコルクを保たせており、薔薇・スイカズラ無花果の中に落ち葉やトリュフのノスタルジックな香りも。先日の様に20名を超すゲストの中では感じ得られない高貴なワインの姿がここに。

                   Sommelier R.Imamura