Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュにボルドー

本日のお昼間は、来月のダイレクトメールの印刷を終えたものを引き取りに。後は宛名刷りとポスティングを残すのみですが、久々に心臓が止まりかけました・・・・・。
お日様が暖かく正にバイク日和なのですが、愛車のボンネビル’66で竹田の印刷工場を経て祇園の店舗に届けた帰りに普段非常に走り慣れた川端通りの七条を下った辺りの交差点で本当にぎりぎりだったな。おそらく登りの右折を試みていたクラウンは、やや鼻を出し過ぎていたとは思いますが下りの右折レーンの市バスの陰に隠れた僕の姿はしっかり見ていなかっただろう・・・・。現代のブレーキに比べて非常に効きもゆるい為、スローモーションで流れていく風景を見ながらリア・ブレーキを踏みしめていました。おそらくはお互いの顔もしっかりと見れた状況だったでしょうが、基本的には僕はバイクは自分の身は自分で守る主義で・・・・。やはり他人の感覚は交通ルールに於いても信用出来ないので。ああ、気を付けないと。
で昨夜の久々のご接待は
・Gevrey Chambertin’82 Roy Pere & Fils
・Chateau Certin de May’75 Pomerol
そろそろ追い込みにかかっている様子です。4月からは、製薬メーカーさんのご接待も全面禁止される情報は以前よりお伺いしておりましたが。本当に久々のこちらさんも年内で大分自粛ムードになるようなお話もされており、正直やはり寂しくもありまた経済的にも影響は避けられないとは思いますがもう既にこの数か月もこのような状態でしたし・・・・・。
何時ものドクターでしたが、本当によくよくお召し上がりになられるのでオマール海老のスープにフォワグラのカナッペ、馬肉のカルパッチョイカ墨のリゾット、鹿肉のラグー・フェットチーネ、牛ほほの赤ワイン煮込み、フロマージュとフルコース以上のような。お粗末様ではありますが、必死の調理とワインのセレクトで。
エチケットは砕けた状態で、銘柄は辛うじてながらもドメーヌ名すら紋章でしか。ですが、意外にピュアで美しい熟成を施されたロアの’82は、滴る馬肉のカルパッチョに優雅な約束をしてくれたのでは?最近は中々生のお肉も食べれないものな。
ポムロールのセルタンは、ヴィユーも大好きですがこのメも通好みの上質なセルタンかと。’75は確かに非常に未だに力強くまだまだ熟成の階段を昇って行く過程を感じさせられ。コルクは中々の浸透具合ながらも・・・・・。メルロー・ベースのこの右岸もやはりトップクラスの証で長い熟成に耐えうるワインを仕込んで。流石の優良なヴィンテージ’75かな。

                    Sommelier R.Imamura