Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’93’88’83’57

休日は恥ずかしながらも初体験の京都競馬場に。基本的にギャンブルは一切の性格なのですが、人生の半分以上を京都で過ごして来てしかも自宅を購入し京阪沿線でお近くに住んでいるのに一度も行ったこともないのも残念なことですので・・・・・。
昨日は確か何か大きな賞のレースだったようですが、我が家は馬券の購入方法も何とも解らず結局広い園内で行われていたB級グルメの屋台を満喫するので満足してしまい。
まま、僕のギャンブルはワインだけで十分か・・・・・・。
で先週末の極上のフランス銘醸ワインは
・Meursault Perrieres’83 Louis Jado
・Nuits St Georges aux Vignerondes’88 Domaine Leroy
・Gevrey Chambertin 1er’57 Armand Rousseau
・Chateau Mouton Rothschild’93 Pauillac
失礼かもしれませんが、今年も星が得られなかったニュー日本料理のあの方。非常にワインにも熱心な方で、数えるほどしかお伺い出来たことは無いのですが僕の知る限りでは十二分にその価値が感じられるお店だとは個人的には思うのですが。まま、ご自身では無冠の帝王を!なんておどけておられましたが、来年は必ずでしょうかその際は必ずお祝いを!
で今宵も素晴らしい銘醸ワインを数々でお楽しみに。共通のお客様になりますが、いずれにしてもこう言ったワインをご自身でも楽しまれまた理解有る顧客をお持ちなことも彼のお人柄かと。
ジャドは当たりが良く、ムルソーらしいミネラルの味わいも主張しながらも熟成したペリエールはモカのニュアンスが当然ながらほっこりと。今宵の有る意味で最上の味わいだったような。
ドメーヌ・ルロワの’88、個人的な経験ではファースト・ヴィンテージのこれからと言う感じかな?もしくはやや気難しい作柄だったような’89’90に比べれば。
そんな正直なコメントもお伝えした上での抜栓でしたが、試してみたいヴィンテージでもあり今のうちに飲んでおきたい造り手でしょうか?色々な意味で前例がありますから・・・・・・・。
ヴィンテージ’57は、中々ピンとこないと言うかあまり経験もなかったような・・・・・。それでもルソーのプルミエとなると興味は膨らむものです。コルクの状態もすこぶるで俄然期待も!なのですがやはりかなり淡い段階に入ってきておりますね。ですが、個人的にもこれは理解出来るノスタルジーかな。この時代のルソーは初体験でした。
〆はボルドーも飲みたい!と。ハーフのラインナップもそこそこございます、’93のムートンは曰くつきのエチケットなのは皆さん良く良くご存じでしょうが。
そろそろ20年の時を迎えようとするヴィンテージですが、大分味わい深く成ってきていますね。熟れたタンニンはスムーズで、ボルドーのほろ苦くビターなチョコレート味は秋を感じさせてくれ。
’93産まれのお嬢さんがおられる方は、エチケット的にはどうなのかな?ムートンはストックされているのかな・・・・・・。

                         Sommelier R.Imamura