Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Passion

連休をいただきました。生憎なお天気も有り、日曜日は何となくミニの洗車などもしましたが庭掃除などであっという間の二日間で。
本日のお昼もまたまたの台風の影響も有り、やっとパンクの修理から帰ってきたベスパ100でしたが雨に打たれて。どうやらパンクの原因はホイルの錆びつきがチューブに腐食を与えたようで。では次はフロントもその内かな?横大路に店舗を構えるヴィンテージ・バイクのショップさんは、どうやら移転をご自宅にされるそうで少し遠路になりますがお人柄と腕で益々繁盛を。
また、火曜は会員に成るジムは休館日にて。かなり久しぶりに自身の部屋に置かれる運動用のマシン・バイクを30分だけ漕ぎました。どうも、ジムのバイクの計測器のカロリー消費量に大きな差があるのですが・・・・・。無視しておこう。
で先週末の土曜日のパッションは
・Domaine de la Passion Haut Brion’72 Graves
・Chassagne Montrachet’83 Jean Noel Gagnard
・Chardonnay’94 Chalone Vineyard Napa Valley
やはりあのムッシュに。思いは通ずるもので、お恥ずかしながらもこの聞きなれないグラーヴの赤ワインは初体験で。
’40年代から’78までの間だけ隣接する五大シャトーのオー・ブリオンに技術提供を受けながら生産されており’08ヴィンテージから復活を果たした。そうですこのドメーヌ・ド・ラ・パッション・オー・ブリオンは。
これまたお恥ずかしながらも、エージェントさんからのオファーではドメーヌ名が記載されていなかったのでラミッションと間違えて記載されたのかな?と勘違いもしておりましたが・・・・・。
今回の’72は、もうコルクが2cm近くは沈んでおり抜栓には少し手間取りましたが砕けながらも何とか何とか。お味の方は、ままやはり’72です。造り手間の問題もございましょうが、醤油の香りは否めないものの十二分に甘みも讃えながらのご相伴はあっという間に。まあ、あっという間にでよろしかったのでしょう。
お次は先日も持ち出された銘柄なんだけどな?これもまた、グラスや提供温度でお味も多いに変化するものですので 有りと言ったら有りなんでしょうが。村名のシャサーニュながらも、ガニャール家は流石の酒質を誇ります。何よりも熟成でしか出せないブーケに酔いしれて。
前回のお越しの際はお泊りの宿で災難に会われたようですが、今回はその続編と言うか処理になるのかな?まま、僕のカウンターではこのところボトルでのご利用になられ感謝感謝ではあるのですが。
また、先に行かれたワインバーもご紹介いただき御商売敵も沢山有るんだな・・・・・。隠れ家的なワインバーのようですが、ままやはり僕とは視点はややずれていそうですので解りませんが。
で、このカリフォルニアのシャローンのシャルドネ’94なのですが近年のボトルは残念ながら経験が無く。ですが、マダムには思い出が有られるようでこの造り手に。で、’94は嘗てのデザインでボトルが欲しいようで今宵の選択に。
ムッシュ共々、’94の白はもう既に色々じゃないの?でしたが先の御常連さんとは’94ぐらいではむしろまだまだ豊満なスタイルを楽しめることを期待しながら。
パリスの審判にも使用され確か白で3位にあったはずのこの由緒正しいシャローンは、十分すぎるくらい濃密で僅かに熟成を感じさせる蜂蜜の甘美さも。淡い思い出だったのかな?

                       Sommelier R.Imamura