Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

裕次郎

本日のお昼間は、我が家のベランダのプールにまたも。懸案のベランダのオーニングも下手な紐の結わえ方ではありますが、グリーンの植物のプリントが施された爽やかな姿でたなびいております。
劇的な効果まではいきませんが、何となくベランダ下のダイニングの気温もほんの少しだけ心地よく感じられるような。何でも試してみるものだな・・・・・。
で昨夜の特集からの幾つかのボトル達は
・Pinot Noir La Bages Au−Dessus’97 Au Bon Climat Santa Maria Valley
・L’Apparita’95 Castello di Ama
・Cabernet Sauvignon’97 The Memory of Yujiro’97 Guenoc
・Nuits Saint Georges’04 Domaine Leroy
・Cabernet Shiraz Whalebone Vineyard’04 Tapanappa
梅雨明け、例年になく早い梅雨明けの告知でしたが今年はおそらくは久々の思惑通りの日割りになりました祇園祭ですが。まま、祇園界隈にはあまり関係ないかな?華やかな浴衣姿のお姉さん方の存在だけは別でしょうが。
そんな中のお越しのマダムは、お茶の御稽古のお帰りの際でしたので艶やかな着物姿で。時間差で同じくらいのお越しのドクターの皆様とも意気投合で結局5本も。
ABCのスタンダードにも値するこのキュヴェも熟成を経て甘みをたっぷりと湛えて。先日のノックスほどの厚みはないものの愛らしいアメリカン・チェリーの味わいは正に。
お次はトスカーナの希少なメルローを。’95は偉大なヴィンテージながら、やはりまだまだ熟成の時間が必要でしょうかね。まま、しっかりめもお好きな皆様にはこのしなやかさも感じさせるはずのメルローですがスパイシーさの特徴も。
続いてお遊びのような感じにもある裕次郎さんの追悼ワイン。後にも先にもこの1本が最後ですが、ああ軽やかだな・・・・・。多産な造り手のイメージもまた万人受けされる姿かも。
個人的にはやはりこの’04のドメーヌ・ルロワは素晴らしい。このニュイ・サン・ジョルジュにはグラン・クリュは含まれてはおりませんが流石のパフュームですよ。フルミエの葡萄がおそらくは惜しげもなく含まれているでしょう。ただ、問題はゲストの皆様にはやや酸が気になられたようで・・・・・。
〆はこれもまたパワフルなカベルネ・シラーズ、ボランジェとランシュ・バージュのジョイント・ベンチャーの銘柄ですが若さに中に非常に熟れたストラクチャーを。解り易く近づき易いバランスながらも皆様はこのあたりから慌ただしくお手洗いに立たれたりと酔いが襲う状況に。

             Sommelier R.Imamura