Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

グラスながらも

2010年ヴィンテージのプリムールの価格が、まずは決まりつつあるようで。’09の価格の高騰も驚かされましたが、今回の’10も最高額を更新することのようで。もう、ラフィットとラトゥールが¥15万で・・・・・。右岸に於いては希少性も合わさりオーゾンヌが¥22万まで・・・・。まま、ペトリュースの価格がまだ見えていませんがもう想像を絶する世界観に。
そう言えば、最近は五大シャトーなるものも飲んでないな・・・・・。
また、本日は週3ノルマのジム通いもこなしながら帰りはお稲荷さんへ。大々的に伏見稲荷さんは、工事を着工されていますが数か月前から為されているあれは参道の拡張工事かな?駐車場の拡大にも見えますが、流石にお商売の神様はお商売繁盛なのでしょうか。
で昨夜のグラスではありますが、これも熟成感のアイテムは
・Merlot’96 Ravenswood Sonoma Valley
・Sangiovese Etrusco’98 Cennatoio Inter Vineas
うーん、本当に閑散な晩で月曜にツキを使い御果たしていましたかね・・・・。それでも地震は全く気が付きませんでしたが。
深夜にお越しのムッシュは、色々あったようで2年ぶりくらいかな?まま、それもそれで懐かしさもありますが。
最近は自社ビルも建てられ、ご自身のビジネスやバーまで併設されたようで。うーん、自社ビルか 羨ましい限りです。
そんな為かワインの勉強も兼ねてのグラスでしたが、ここにも僕のお店のスタンスが。レイヴェンズウッド、その特徴的なエチケットの烏の柄に”普段から飲んでいるから、別で!”でしたが”’96でも駄目?”の答えに了承を。もう、現行は’08とかかな?15年の熟成されたメルローは、確かに非常にしなやか。ブルーベリーの香りも華やかで贅沢な大人のグラスかと。
2杯目はイタリアを。比較的しっかりめの味わいがお好みかと存じておりますが、このトスカーナも中々しっかりと。また、これも’98なのですが硬さは残しながらも角が取れており。サンジョヴェーゼのやや無骨なスタイルもありますが、やはりワインは10年ほどの時の経過で円くなり。
また、おっしゃられる通り提供温度は味わいの全てを左右するのは同意見です。

                 Sommelier R.Imamura