Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Dugat

本日のお昼は、寝ていられないほどの暑さに起こされたのもありますが やや体調を崩しており朝方から病院へ。はっきりとはしませんが免疫力の低下でしょうかね?週末を乗り越えます!ただ、今週の休日は免許の更新の予定もあるので相変わらず休まる暇なしですが・・・・。
それでも本日は、ノルマのジムに伺い今週の週3のノルマも無事。
で昨夜の終盤のワインは
・Deutz Brut’83
・Gevrey Chambertin Vieille Vignes’88 Bernard Dugat
何とも不甲斐ないこの数日の流れに今宵も釈然としない晩を過ごしておりしたが、後半の福の神のお越しで。
東京に栄転された久々のムッシュを横目にマダムは今宵はシャンパーニュの熟成を。今回、纏め買い出来た’83のデゥーツ。この辺りのヴィンテージでは、複数本を一度には中々オファーも無くまたコストも非常に厳しいものですのですがたかだか6本ながらも思い切って使用出来るボトルに。
また、’83は比較的使用しやすい段階に入ってきており個人的に思うこの造り手の障氓「酸のレベルも落ち着きが見え始めて。
ひょんなことに鉢合わせた皆さんのブルゴーニュを飲み込むとそれがまた一段と旨味に。
ベルナール・デュガ、一部の評価と言いますか格付けされたものではDRC,ルロワに次ぐ評価だったかと?特に’80年代のボトルはほとんど見かけられず、仕込まれていたかどうかも定かではないので。
個人的なイメージは、とにかく非常に硬くミネラルの硬質な印象。香りも中々拡がらない、そんなドメーヌかと思っていたのも仕方がないのは’90年代中ごろくらいしかテイスティング出来ていないから。で、この’88はそんな意味でも興味深く。
冗談を含めてお別れのワインと言われておりましたが、やや酸の当たりは気に成るもののこれは徐々に紐解けると想像出来る味わいで。香りの拡がりは、十分にスミレを。
ヴィエイユ・ヴィーニュの為せるバランスかもしれませんが、村名格でこのパフォーマンスはマダムが分けてもらっていたのもよくよく理解出来ましょう。

                   Sommelier R.Imamura