Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

シャンパーニュ’89’73

土曜のお昼は、ゆっくりと。ですが、次男”彩人くん”のプチ反抗期で”いやいや”の毎日に少し厳しさも求め始めております。まだ、早いかもしれませんがゲンコツも偶には必要かと愛情を持って個人的な子育てかと。
なので、中々ゆっくりとお昼のシェスタとはいかないのが現状でしょうか?
で昨夜の極上のシャンパーニュ
・Shiraz The Dead Arm’02 D’Arenberg
・Veuve Clicquot Ponsardin Brut Reserve’89
・Laurent Perrier Rere’73
この金曜の週末の晩も後半までは、正直厳しき展開で。
後半の疲れ切ったかのような様相のドクターの皆様。今宵の飲み込まれ方は、何か捉えどころのない感でしたが前回見つけ兼ねたシラーズをお持ちしておりましたので。
ダーレンベルグのデッド・アーム・シラーズ、個人的にも力強さの中にも洗練された柔らかさを持つ銘柄かと。南半球のワインは、既に’10のヴィンテージも見かけるかもしれません。ですので、この’02ですら意外に纏まりを持つボトルでもあるでしょうか。
今週のご利用の頻度は嘗てのようで、心から感謝の気持ちを持ちます。今宵も甘えさせていただく形にもなりましたが、最愛のシャンパーニュを2本。
’89ですか、このところの’90の偉大さはつくづく感じさせられておりましたがこの’89にも同じような期待を寄せておりましたが。
’89は優等生の印象も持っておりましたが今宵は中々硬く感じられ。この後の’73と比較すればするほどこの感覚は顕著に。
〆の’73のローラン・ペリエのレアは、明らかに熟成感を身に纏い甘く濃密な果実味を。正にこの辺りの味わいが個人的には最上のものと思われます。
今年も年に一度のお祝いとしてヴィンテージ’73を堪能させていただくこの数日間で。本当にありがとうございます。

                    Sommelier R.Imamura