Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’87’86’83

休日は散髪に。個人的には身切りと言いますか、一月に一度はすっきりしたいものなのです。梅雨の晴れ間の快適な日にトライアンフもベスパもミニも大活躍でしたが、次男はややリニューアルした京都市動物園に。長男はボーイスカウトでどうやらソフトボールを。
まだまだ、へたくそなのですが団体競技でお友達に迷惑ばかりではないだろうか?ただ、それ以上に3年生になりました彼は昨年までは僕の散髪に一緒に連れて行きお願いしておりましたが色気付いたのかこの半年髪の毛をのばし中です。レゲエを目指している訳ではありません。
で先週末の極上のワインたちは
・Cote Rotie’82 M.Chapoutier
・Pommery Brut’87
・Vieux Chateau Certan’86 Pomerol
・Gevrey Chambertin’83 Armand Rousseau
この晩は本当にこちらのムッシュに依存するような姿で、本当に感謝の限りで。ただただ、半分はこちらの方への借金?と言うか返済分でもあり。
前半にお一人でのムッシュとご一緒に久々のローヌの極上を。近年のクリーンなスタイルに心も魅かれておりますが、熟成感がやはり流石の香りのたち方でスパイシーなスタイル。グラスの中で湧き上がるような獣が。
中盤は祇園町の晩を満喫されていたでしょう?お電話でお渡ししたピュリニ’87は深夜の伏線でしたかね。
深夜はこれも有難い限りなのですが、3人を伴われハーフも含めてではありますがボトル3本に必死のお料理で。
お姉さん方のヴィンテージの取り合いは熾烈でもありましたが、どうやら’87の方だけはこのバースデイ・ヴィンテージはお初のようで。しかも先の’87ピュリニにカルチャー・ショックでしたでしょうね。やはり、この街にはこんな経験をさせてくれる粋な男性陣の存在は必要ですしご自身のヴィンージくらいは経験もなければホステスさんとしても・・・・・。
まま、希少な’87のシャンパーニュも相変わらず滑らかなクリーミーさで。’87のシャンパーニュの手持ちも無くなりました。
’86はバランスをとって5種ほどお並べしましたが、この辺りのストックを持つこともこんな時の為に。確かに手持ちのないワインバーの存在も問題かもしれないかも?ヴィンテージ2000を越えるストックばかりでは・・・・。
ピンクのキャップ・シールのこのポムロール、’86も当然ながらほろ苦さの中に芳醇な甘みを湛えて。愛らしい365ml、ですが愛らしくは無いプライス。
〆は珍しくボトルをお持ち帰りに、’83のお姉さんは何度もこのヴィンテージは僕のカウンターでもセギュールやオーパスなんかもありましたが確かにこのジュヴレの大御所の’83は村名ながらもステージが。淡く細いラインで攻めてきますが、何とも繊細で長い長い余韻は一息つきながらのシガーが少し申し訳なくなるほどで。

                   Sommelier R.Imamura