Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白いカラス’92

本日のお昼は、野暮用ながらも鰻割烹”まえはら”さんへ御届け物を。こちらが忘れておりましたのでご迷惑をお掛けしていたかと思いますが、梅雨の間のしばしの晴れ間でしたのでトライアンフのエンジンをキック!キックでしたが流石にシートは掛けてはおりますがプラグも雨水でぐっちょりと。数分の格闘の末、花粉も黄砂も皆無のこの季節の穏やかな日は最高の風で。
欲を言えば市街地の危険な交通だけかな?急な停車は本当にブレーキが今のバイクとは違って効き具合が全く異なるので・・・・。
また、今は本日の予定でグーグルさんの取材の方をお待ちしている段階で。ストリート・ビューのような形で、店舗内の検索が出来るサイトの撮影になっておりますが10分は遅刻されていますね。まだかな?
で昨夜の6月1本目の極上のシャンパーニュ
・Bollinger Vieilles Vignes Francaise’92
月始めのMRさん、とは言いながらも1日からとは想定しておりませんでした。ですので、ご依頼の特別なシャンパーニュを取り出しやすい場所に移動すらしていませんでしたが・・・・。
”見ていると思いましたよ”そう言いながらのお越しで、確かに昨夜のサッカー・キリンカップは今回も小さな小さなカーナビの画面で。まま、内容も微妙でしたがお話の方が意味深くサッカーどころでは無かった気がいたします。スコアレス・ドローじゃあ、仕方ないか。
正真正銘のフランス産、そんな名付けになるのでしょうか?この頃のエチケットは現行のシンプルすぎるものとは異なりフランス国旗のモチーフも感じられる印象的なもの。懐かしいですが、もう5年ほど前に2本だけ仕入れが為されたもので。
1本は他の方にお楽しみいただきましたが、その時ですら極上のブラン・ド・ノワールで骨太ながらもユニークで濃密なシャンパーニュだったような。そのころから比較するとこの銘柄の価格も非常に高騰しており、今思えば非常にお安くお求めさせていただけたかと。ゲストには申し訳ないですが、十二分な利益も発生いたしましたが5年分のキャッシュ・フローと思いまた現在では’92のフランセーズはお渡しした価格よりもひょっとしたら。
抜栓直後からもう何をか言わんの複雑にしてゴージャスな香りは溢れ出ており、正に美味くない訳がない極上で。滑らかさと蜜のニュアンスは先月の’73よりも素晴らしさをはっきりと表現しており。
気を良くしてシガーも希少なオーパスをお渡ししましたが、ルーチェのグラッパと共に至福の一時とは正に。

      Sommelier R.Imamura