Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’74

本日のお昼間は、銀行への入金を称して しばし風を感じに。短パン姿の若い人の姿も見かける夏日にヴィンテージ’66のトライアンフはまま絶好調ですが大通りでのタクシーと自家用車の事故を見かけ何とも気分は萎えましたが。辛うじての対物事故で終わりそうでしたので、惨状まではいきませんが安全運転に努めたいものです。
そうそう、今年は免許の更新です。相変わらずゴールド免許には変更されません、もう随分前ですがね一時不停止にて休日のほんわか気分は苛立ちに急変したのを記憶しております。
で、久々の上質なブルゴーニュかな
・Chateau Camensac’96 Haut Medoc
・Beaune Clos des Roi’74 Coron Pere et Fils (Tastevignage)
いやはや3年以上ぶりではないでしょうか?奈良県からのドクターご夫婦で。忘れませんよ!色々とお話を何度もさせていただいたこともありますので。何よりも話半分でもご家庭でのワインの消費と自家消費のワインの仕入れが厳ついご夫婦でしたので。今回もどうやら2級のコス・デステュルネルの評価を高くされたようでデイリー用にとグレと言う彼らの造る低価格帯の銘柄をX7ケースくらい購入されていたようで。しかもどうやら安定感が無いボトルだったようで大きなハズレが多発され、色々とおっしゃられていましたが。80本もあれば苦痛だろうな・・・・。
大分、酔われてはおりましたがカマンサックの’96は如何だったでしょうか?しなやかさも併せ持つボルドー、個人的には未だにいまいちお好みを掴み兼ねていますが。
先週も色々と物議もございましたが、今週は絶品のご様子で。前回も’76のコロンの同一銘柄でしたが今回はタストヴィナージュでありまた難しいヴィンテージ’74で。
何ともコルクの抜栓はナイーヴ、途中で折れておりましたのでリフターで引き上げるよりもソムリエ・ナイフで砕きながらもそのまま引き上げ。
正直、余韻の短さは否めません。ですがですが予想以上の香りの華やかさに柔らかい味わい、正にぎりぎりの綱渡りの様子も見え隠れしますがそんな儚さもブルゴーニュの古酒の持ち味。
〆が微妙にビールで為されたのはまま良しとするか。

          Sommelier R.Imamura