Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’90’80’78’76

大変だな、本当に。今度は水道まで。ミネラル・ウォーター、全ての赤ちゃんにちゃんと手配できることを望みます。しばらくはボルヴィックを購入するのは控えて花粉に効果が有ると言われて飲んでいる甜茶をブリタを使用して煮出しておきましょう。
で昨夜の極上の宴は
・Chateau Pichon Laland’78 Pauillac
・Corton Charlemagne’76 Joseph Drouhin
・Nuits Saint Georges Clos des Corvees’90 Louis Jado
・Hermitage La Chapelle’80 Paul Jaboulet Aine
久々でしたね、ご家族では。下の子がもう2歳か、こちらは女の子がお二人で我が家の男の子二人とは全く違うな。こんな形で、末永くゲストのお子さんの成長も見続けられるのも楽しみの一つで。
マダムのヴィンテージ’78、素晴らしい出来の生産年ですがもう中々ストックが少なくなってきたな。特にこのクラスで値ごろ感が有るものは。
2級の最愛のラランド、やはり滑らかで優しく微笑む姿が見つめられボルドーのフィネスがこの銘柄には顕著に。
コルトン・シャルルマーニュの熟成を!そんなお言葉に甘えてしまいましたが、これも極上で。ドルーアンのそっけないエチケットではありますが、琥珀色に熟成したトロリとした秘薬は饒舌に。マダムの幾分の愚痴も、まま男性陣には酒の肴に。トリニダッドの紫煙がまた美しく。
深夜の宴は、何時ものムッシュ。華燈籠の実施の経緯も色々お話になられましたが、今年も何とか実施されて良かったと。
ジャドのクロ・ド・コルヴェ’90、若いながらもこの優良なヴィンテージは豊満な果実味の主張が強く。正に優等生のスタイル。
〆はローヌで。ブルゴーニュ一辺倒な中ですが熟成したローヌは侮れません。クラシックな作り手のジャブレのシャペルは妖艶にして艶めかしい甘みが。
こうなると蒸留酒が美味しく感じられるのです、アンドレ・ロジェのフィーヌ・ド・シャンパーニュが甘くて。ここにはモンテクリストなのですが、終わりない晩に。

               Sommelier R.Imamura