Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

切り替えて

ジョナサン・マルティス、ワインニュースの見出しで彼の名が。数年前でしたら、直ぐに思い出せたのに最近は鈍ってきているのかもしれません。ボルドー右岸のサンテミリオンでル・ドームなどを手掛ける彼がカリフォルニアでも野心的なワインを造り出したとのことで。合わせて1000ケースほどなのでここでも少ない生産量のプレミアム・ワインを野心的に。
僕のリストにも、やはり10年前の流行と言ってしまえば失礼かもしれませんがこのル・ドーム’97が。一時のワインブームで、雑誌媒体に紹介されていた記憶も鮮明に。やっと飲みごろでもある気もしますが。感覚の問題ですので何とも言えませんが。
まま、そんな意味でも懐かしさを感じさせる銘柄がリストには含まれている気が致しますが。
で先週末のワインは
・Clos Fourtet’99 St Emilion
うーん、微妙な1週間だった先週は。当たり前ではあるでしょうが、関西での動きなど色々考えさせられましたが。良い意味で、気持ちも切り替えながら桜の芽も大きく膨らみ始めたので華やかな季節に備えたいですが。
連日のご利用になられたムッシュ、今宵は同級生の方々と。類は友を・・そんな感じの仲良しの皆さんでした、アナウンサーの女性がおられる辺りが世界観の違いも感じましたが。
先のル・ドームでは、とはかなりスタイルは異なりクラシックな歴史あるシャトー。確かかなり古い’30年代くらいのボトルも扱わせていただいた記憶も薄れてしまいましたが個人的には信頼する上質なシャトーが付かないボルドーの優れもの。
エチケットの紙質等は、変われどメダルと文字だけのシンプルなラベルは変わらず。’98辺りから急激に変化が促されたこのエリアのワイン達とは距離をおくようにこの’99の味わいはメルローの柔らかさと過度に抽出されていない感のある自然な果実味が印象を良く。
これもまた好みの問題なので、それ以上は何をか言わずで。

            Sommelier R.Imamura