Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Echezeaux

比較的暖かく感じられた本日のお昼もジムのノルマを果たして。
また、昨日のワインの棚卸の集計を先月と照らし合わせると何とも何とも今迄では考え難い在庫金額が減少しておりました。まあ、1月の仕入れが幾分抑えられていたのが影響していると思いますがその割には資金繰りに苦しんだ気がします。まま、何れにしても来る春の4月の入荷がおそらく大きくなるでしょうから2・3月は引き続き控えましょう。
ちなみに動力を落とした地下のセラーの温度は、本日で8℃。緩やかな暖房も必要かもしれませんが、まま問題はないか。
で昨夜のグラン・クリュは
・Echezeaux’84 Leonce Bocquet
・Aubry 1er Brut
2月のスタートも穏やかな感じではあり。相変わらず、気が付けば男性比率が異常に高く華やかさには欠けるカウンターにも致し方なさを感じさせられ。
何時ものお二人は、今宵も少なからずアルコールは摂取されてからのお越しで。ブルゴーニュの熟成のグラン・クリュと言う期待と1線級の造り手では無くネガティブなヴィンテージと言う点での葛藤の1本ですが。
確かにこの辺りは色々考えさせられるな、ひょっとしたら今宵の気分ではもう少し若くて果実味がしっかり感じられるものでも?ですがやはり僕のカウンターでは黙っててもこの位の熟成感が求められているのか?
滑らかながらもやや酸が主張しエシェゾーとしては膨らみが穏やかな印象が。
葛藤の1本だったかもしれないですが、華やかさと落ち着きはやはりグラン・クリュで。
1790年創業の中々歴史の長いRM、シャンパーニュの主要3品種の概念を覆す品種を栽培しているようですが残念ながら覚えられない。かなり以前に仕入れてからの熟成感を期待しておりました。コルクの形状は十分ですが、やはりシャンパーニュのミネラルは強固で。
深夜に飲み込むには、ややシャープな印象ですが少し酔われた状態を切り替えるには何時ものボランジェも素敵ですが気分を変えてくれるフレッシュさもよろしいかと。

               Sommelier R.Imamura