Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルギニヨン

休日に打ち込みを。実は大掃除後に悪戯なのでしょうが、ビル内の階段に消火器がまかれており。多店舗の方々も掃除をしていただけていたのですが、やはり根本的に水を撒くくらいしないと。で、久々にトライアンフをキックしてお休みながら店舗へと。
忘れていました十日恵比寿を、縄手に突入してしまい当然ながら迂回を促され東大路まで。しかも東山も当然ながらの混みようで30分くらいかかっての到着に。
で土曜のブルゴーニュ
・Echezeaux73 Mongerd Mugneret & Fils
・Clos de la Roche’86 Louis Remy
・Aloxe Corton’67 Joseph Drouhin
静かな展開の土曜日は、やはり三連休の初日だけあり覚悟はしておりましたが。
中盤から後半に掛けての御常連さん方のお越しに、少ない本数ながらもやや酔う形で。
昨年はバタバタされたでしょう、奥様の独立にビジネスの両立もあられるでしょうがお元気そうで何よりです。それにしても、黒髪から金髪なのかシルバーなのかですが驚きました。
久々にご満足を!の1本でしたが、’73が威力を発揮は中々。グラン・クリュのエシェゾーながらも開けたての酸の硬さに、豊満さはあまり感じられず。後半に掛けて、幾分柔らかくそして甘みも乗ってきたのですが何分酒量的には少ないマダムにはそこまで到達は。結局、ムッシュと僕で飲み干す形の何か利己的な’73にお許しください。
昨年末から新年はバタバタされるのは当たり前の生業のムッシュ、新年の御挨拶も兼ねてマダムとは待ち合わせで。やっと落ち着かれた今宵は既に大分飲まれていましたが、マダムはスタートでしたので今宵は2本を。
これまたルイ・レミーは、やや甘みに足りないものが感じられ。今夜は僕自身の体調かな?と考えながらも2本目の危険な賭けの’67のアロースに救われました。それにしてもグラン・クリュから村名に格落ちする流れながらも作り手の妙なのでしょうか?ヴィンテージの出来からもそれほど大差はないのに。
完全に溶け込んだ酸は円く柔らかくなり、コート・ド・ボーヌのそれなのでしょうね甘みがまったりと噛みしめるほど。まま、古酒の趣を既に理解し始めているお二人にはこのノスタルジーもまた今宵の〆のは相応しい1本。

Sommelier R.Imamura