Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

明けましておめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は、ご愛顧いただき本当にありがとうございました。今年も一段と厳しい年に成るかと覚悟をしておりますが、本年も変わらぬご愛顧を頂ければ幸いです。
恒例の元日の伏見稲荷への初詣も何とか済ませ、疲れきって帰宅しましたが目と鼻の先の自宅なだけに遠方からの方々に比較すれば本当に有り難い限りですが。それにしても、今年はモラル無い大人の行動に何とも腹立たしい人集りもございましたが。
で大晦日の〆のワインは
・Taittinger Collection’85
・Charmes Chambertin’91 Philippe Charlopan Parizot
大雪の大晦日は、予想通りの展開ではございました。何かと縄手通りは、初詣の時間帯には人通りも賑やかな印象もございましたが僕のカウンターでのワインやシャンパーニュと言う方々の様子は一向に。
しばし、大掃除も兼ねて地道な仕事をしておりましたが今宵も何時ものご常連さんがお越しに。
何となくお正月のお休みのロスを減らすような食材をゴリ押しのような形でお召し上がり頂いたりする展開にもなりましたが、まま極上のシャンパーニュと希少なシャルロパンのグラン・クリュには好相性も。
その華やかなブルーのボトル・カバーに描かれる葡萄の柄は非常に美しく、今年の年越しには相応しい1本であることは間違えなく。信じられないくらいの美品に状態を保つ専用の紙箱の収められたボトルは、個人的にはややヒネタ印象ではありましたが熟成の極みの段階であることは間違えなく。
やはりシャンパーニュは大切な時間には欠かせない極上のものかと。
その評価は未だに不動な存在ながらも、グラン・クリュの存在と’90年代でも前半のものはエチケットも異なり中々手には入りにくい存在かと。
意外にも未だに閉じた香りの中に、グラスをスワリングしながら徐々に立ち上がるその可憐な香りにはシャルムの出で立ちが明確に。香りが漂い始めるとかたく閉じたその鎧を解きだし艶かしい生肉のような野獣の姿にも。
結局は大晦日も極上のワインと供に長い長い晩を。

今年も極上のワインからのスタートで感謝いたします。

            Sommelier R.Imamura