Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

極上のグランヴァン

英国のワイン誌”デカンター”にセレブの飲むクリスマスのワインの特集が組まれていたようで。どうやらボルドーが多いのはイギリスらしいですが、生意気かもしれませんがセレブなら?と思うのはソムリエだからでしょうか?まま、そう考えると日本人は不景気とは言えやはり贅沢な人種なのでしょうか?それとも良い意味でワイン文化が洗練された証なのでしょうか?
状況によっては毎晩がクリスマスの方も。
先週末の極上は
・Salon Blanc de Blancs’97
・Chateau Ducru Beaucaillou’75 St Julien
・Pinot Noir Reserve’98 Pipers Brook
・La Grande Rue’99 Francois Lamarche
・Perrier Jouet Cuvee Reserve’85
・Hermitage’90 E.Guigal
時間外からの今宵のスタートから本当に長い長い晩でした。
念願のサロンを、そんなドクターは今回のご接待の予算の6割はこの1本に。まだまだ、若すぎるヴィンテージだけに危惧はありましたが如何せん飲んでみないと!そんな前向きな感覚は大切で。次回はセロスかクリュッグにて。
2本目は’75かと思いきやお恥ずかしながらどうやら’74だったそうです。1年のズレは残念でしたが、優良年の’75でしょ?とこれまた前向きな。個人的には’74の方がご予算的にも手持ち的にも優しい1本でしたが久々の黄色のエチケットの2級のいぶし銀は懐かしいシャトーの情景を思い出し。
本日、お見合いを終えてこられたムッシュにはやや意地悪な質問もありましたが同級生なだけに。
個人的にはこのタスマニアのピュアなピノ・ノワールは心癒されます。新鮮なチェリーを頬張る、そんな気持ちにさせられます。
今宵は、親戚の方を伴われ。義理の弟さんの目の色はブルーと言う時点で世界観を異にしますが、何時もは芸妓さんなどですからやや愛らしいヴィンテージの’99グランリュを。あの畑に挟まれる偉大なワインは、きっと10年後には今の美しさをより艶めかしく成長してくれるかな。
親愛なるドクターお二人は、お帰りの際は握手をも。年内はもう最後でしたかね?お祝いのシャンパーニュはやはり熟成の極みのレゼルブでアネモネまで行かなくても十二分に。
もちろん、’90のエルミタージュも贅沢で。R