Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’78

早いもので今年もこの月を残すのみに。合わせて来年の6月が期限となります、こちらのテナントの契約更新の打診もいただいております。権利を買い取らせていただいて、何とか何とかの3年が見えてまいりましたがこのご時世ですので12月は是非華やかな晩が増えることを切に。
本日のワインニュースでは、毎年エチケットのデザインを依頼するムートンの’08の内容が。このヴィンテージは、中国人の現代画家の方で感じが難しかった気がして名前までは覚えておりませんが青を基調として、1匹の羊が分割された地球の間を繋ぐようなもので。
近年、比較的軽いタッチの作品が多かった気がしますがこの’08は中々美しい出来栄えのボトルの気がいたします。
ラフィットもそうですが、中国を強く意識する姿がしっかりと。
で昨夜の門出のワインは
・Beaune 1er Cru’78 Joseph Drouhin
・Volnay 1er’97 Michel Gaunoux
・Chambolle Musigny’90 Lou Dumont
前半からのらりくらりとしたお相手になりましたが、もう一体何年お預かりしているのでしょうか?ムートンの’93。後3年後に予定が組まれたそうです。まあいいか。
良い意味での新しい門出になっていただければ、前回も随分酔われていた気がいたしますが今回は完全にお名前も元の姓に戻られ。素性の良いヴィンテージは、その姿を未だに美しく熟成させ輝き続けており。
まま、何かのご縁ですそんな晩もあってもよろしいでしょう。
こちらもご縁は長いな、何しろ未成年だったものな。華奢なお体の割には、お強いマダムにも色々と思い出のワインがございますが。
今宵は若いご同業の方を伴われ、こちらもやはり連日朝方の時間帯の方が華やかなそうでお酒をお好きな方々の尽きることのない思いも見えてまいります。
グラスでも対応をするこのブルゴーニュの2本は、ヴィンテージの違いもありますがアペラシオンのテロワールは意外に逆の印象を。やや、果実のねっちりとした味わいが強い印象の南側ながらもこのゴヌーのプルミエは酸が美しく背筋も伸びる質感で。
方や北側のミネラルと華やかさを主張するはずのシャンボールですが、仲田さんのネゴシエーションされた銘柄は同じ造り手からからなのでしょうか?やや、ぼったりとし洗練さよりも甘いジャムを感じるスタイルで。 R