Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはりブルゴーニュか今宵も

どうも熱はないのに咳が、出て。もう10日ぐらい同じような状態で、カウンター内で咳き込むのも何ともご迷惑ですので。
葉巻の吸い過ぎかな?昨夜は吸ってないけど。
で、昨夜のご接待のワインは
・Nytimber Blanc de Blanc Brut’96
・Pommard Les Jarollieres’93 La Pousse d’Or
・Volnay 1er’73 Louis Latour
前日の恐宴の名残が、カウンター上には。5種のワインの為に片づけもせずに帰ったため中には1脚¥20,000−のソムリエ・シリーズのグラスまでも含まれており。
ご予約のご接待のドクターのお越しを、待つまでもなく必死のお料理の仕込みとグラス洗いに追われて。
嘗ては頻繁に行われていたであろう、医療関係のこう言ったご利用も落ち着きながらも全くと言う訳ではなくご予算をお持ちのMRさん方達には感謝の気持ちで。
自称ワイン好きのドクターは、ご理解も感じさせられますし選ばれるものも最終決定は委ねますが結局ブルゴーニュを2本。
まずはナイティンバー、サセックスの荘園に値する彼らのブラン・ド・ブランの’96は熟成感もさることながらも個人的にはやっとこの辺りからが評価の上昇が理かい出来る段階にあるかと。
若いものと熟成したものを、そんなお題でしたので’93のプスドールのジャロリエールを。丁度、照りと輝きは美しく作柄的には裁量ではないもののやはりプルドールのと言うよりはポテルのスタイルが好きなだけでしょうか。
ランブレイ’90、ヴォギュエのシャンボール’81とこのLLのヴォルネイのプルミエの’73、あなたならプライスは関係なしにどのボトルを選ばれますか?結局、’70年代に魅かれたのでしょうか?今宵は’73で。
十分だな、正にネガティブなヴィンテージは私譲りでしょうが透明感も高い正にピノ・ノワールの熟成。染み込むような清らかさで喉に滑り込む薫り高い液体では。
うーん、でも失礼ながらも営業的には最上の選択をしていただけたのかもしれない。そこもまた面白い所ですが。

              Sommelier R.Imamura