Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

マグナム

本日のお昼は、微睡みながらも毎度の長男の意地悪に反撃の次男の大声で起こされ。
お昼のぼやけた意識の中で、テレビを。どうやら銀座の老舗の焼き鳥屋さんの職人さんの引退を密着での番組で。50年近くになるようでしたが、勤め上げた、そんなお人柄が。夏場の炭場の温度は50度近くになるようで、70くらいの方には今年の夏の暑さはこたえたそうで。
涙の最終の晩ではあったようですが、いったい何歳までカウンターに立ち続けられ極上のワインをお勧めしテイスティングし続けられるのでしょうか?
で昨夜のマグナムは
・Hallgartener Jungfer Kabinett’00 Prinz
・Marsannay Les Longeroies’90 Bruno Clair
・Bourgogne’95 Bernard Vaudoisey Mutin 1500ml
・Bourgogne Cuvee Latour’79 Louis Latour 1500ml
・Chambolle Musigny’81 Comte Georges de Vogue
18:00の開店からのご予約は、有難くも非常に長い晩の始まりで。
偶にはドイツも。優良な作り手のプリンツ、ほのかに香る甘みと程よいトロみと共に爽やかで。
例月のお勧めでしたが、このブリュノ・クレールのマルサネは先日も合わせて2本を使い切ってしまいました。お値打ちの安心感は、あっという間です。
時間差でお越しのお一人のゲストには、あまりにも申し訳なく思いました。それもそのはず、ダーク・スーツに身を包んだ男性陣が10名ほどでカウンターに掛けられ貸し切り状態であれば。
中々手強い東京の医療機器メーカーさんが、久々にご接待にて。ドクターは何時もの皆様なのですが、やや緊張感も感じられ。
この遅い時間であってもマグナム2本は、想定内で先に若い’95ですがこのジェネリックでしたらもう既に。淡く柔らかいそしてピュアな果実味。正にそんなマグナムですが2本目のルイ・ラトゥールの仕込む’79とはやはり世界観が異なり。
こちらもランクとしてはそれ程驚くような銘柄ではないかもしれませんが、嘗てもジェネリックのオールドではニコラ・ポテルなど感嘆に値するものも。十二分にその生命力を感じさせ、熟れた味わいに熟成香は今宵も流れの重要性を。
〆は何時ものマダム。贅沢なヴォギュエ。R