Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

星は

今年もミシュラン・ガイドの発売が明日なのかな?残念ながらワインバーはカテゴリーにはないでしょうが、何れそんな対象の店舗も星を取られることもあるのでしょうか?
冷静に考えてみれば、もっと頑張らなければと思わせられることで私のカウンターには星を取られている特にお料理人さんに多数お越しいただけているということ。まま、プライヴェートでは皆さん気さくなオジサンとでも言う感じの方々が多いですがそんな方たちからも学ぶべきことは沢山あるのかもしれません。
取りあえず、今年も星を得た方々にはおめでとうございます。そしてそうだな、リストランテ・オルトの谷村くんにも何時かそんなお祝いををしてみたいものです。余計なお世話かもしれませんが。
で昨夜の星付きの料理人さんは
・Hermitage Sizerannne’88 Michel Chaptier
・Chateau La Tour Carnet’98 Haut Medoc
・Krug Grand Cuvee
何とも寂しき今宵の営業は、久々に読書に勤しみ。今回は”ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン”と言うものを。珍しく小説です。
やはり後半勝負の私のカウンターに、何時ものマダムが。赤のリクエストには、やっと満を持してのローヌをお勧めし易い季節かと。
今回もグラン・リュはフラれてしまいましたが、エルミタージュ 何とも響きの良い。”あれ?でもこれは点字になってないな?”何時ものエチケットの印象と?まま、お味は流石に徐々に甘みをたっぷりと含んだセクシーなムスクを。
星のお祝いの料理人さんは、奥様と。これが15kgくらい痩せておられて失礼ながら気が付きませんでした。リストから上手に選ばれたボルドーは、意外にも以前の軽くチャーミングなグラン・ヴァンから豹変しており。’98のポテンシャルをこの晩も痛感させられ。
結局、お祝いのクリュッグは私から。ハーフでご勘弁を!そんな感じではありましたが、お帰り際におっしゃられたので。
ミシュランさんには賛否はございましょうが、業界的にもそんな喜びのシャンパーニュを傾ける瞬間を提供されることは決して悪いことではないかと思いますが。

              Sommelier R.Imamura